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登録販売者試験合格を目指して! 勉強習慣を身につけるヒント

登録販売者試験に向けて、独学での勉強時間は最短でも3カ月と言われています。人によっては半年~1年(またはそれ以上)をかけて勉強し、試験合格に向けて準備されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今のお仕事やご家庭の都合により、なかなか勉強する時間が取れないという方も多数いらっしゃるかと思いますが、時間をかけてきちんと準備をすれば、十分合格を狙えるのが登録販売者資格です。合格を手にするためにも「勉強をする時間を作る」ことに意識を向けてみましょう。

勉強する気になるためには?

そもそも、学生時代から積極的に勉強していたと胸を張って言える人はどれぐらいいらっしゃいますか? 多くはないと思います。ほとんどの方は「勉強しなければいけない」と親や先生から言われた、受験に向けてしょうがなく…といった理由で勉強していたのではないでしょうか。

そのような方が、一念発起して「登録販売者試験に合格するために勉強するぞ」と意気込んでも、そのやる気を持続させるのはなかなか困難です(むしろ一念発起したその時が、やる気のピークかもしれません)。

「やる気」をモチベーションにして勉強しようとすると予定通りに勉強が進められなかったり、いつの間にか勉強しなくなってしまったり…。そうならないためにも、「勉強する気になる」のではなく、勉強を習慣化させて「勉強することは当たり前」と言える、感じられるようになることが重要です。

しかし、人は新しい行動を習慣化させることを苦手とする生き物です。そして、習慣化できないのはその人の意思の弱さが原因では決してありません。

なかなか勉強を習慣化させることができなくても、人間としてそれは当たり前なのだという認識で大丈夫ですよ。できることから取り組んでいきましょう。

勉強する時間を生み出す

まずは、勉強する時間があるかどうかを考えてみましょう。ここ最近の1週間のスケジュールを思い出してみてください。どうでしょう? 毎日勉強する時間は空いていそうですか? 1時間どころか30分もスケジュールが空いている時間なんてないよ、とおっしゃるような忙しい方もいるかもしれません。それでも構わないのです。重要なのは、いかに隙間時間を活用するのか、です。

例えば、平日の通勤電車の中。片道30分かかるとすれば、往復1時間。1カ月だと1時間×週5日×4週間=20時間。これに土日にそれぞれ2時間勉強したとすると、1カ月で約30時間近くは勉強できます。3カ月も継続すれば100時間程度の勉強は可能なのです。

このように、いかに平日の隙間時間を見出すかが重要です。これまで活用できていなかった時間を置き換えるだけなので、「忙しくて習慣化できなかった」とはなりません。

習慣化するためのポイント①

勉強を習慣化するポイントの一つは、今日常的に行っている行為をセットにすることです。上記の例でもあげましたが「通勤電車に乗る」という行為は特別なことではなく、現時点で当たり前のように行っていることかと思います。その当たり前に行っている行為と勉強をセットにすると、勉強も習慣化しやすくなります。

また、勉強として行う作業も手軽にできるものから始めていきましょう。「とりあえず電車に乗ったら、過去問のアプリを開く」それだけでもよいのです。それだけ?と思うかもしれませんが、まずは新しいことを続けてみることが重要です。

数日続けることができたら、「アプリを開いたら1問だけでも確認してみる」といったように、少しずつやることを増やしていきます。いきなり「毎日50問解く」のようなハードルの高い目標にしてしまうと、挫折してしまいがちです。最初はできる限りハードルを低く設定します。「アプリを開く」こと自体が、次の「問題を確認する」という行動の後押しとなるのです。

習慣化するためのポイント②

勉強を習慣化するポイントのもう一つは、勉強したことを記録することです。勉強できた、できなかった、ということだけでよいので、一覧で把握できるように記録をつけてみましょう。記録することで「勉強する」ことを改めて意識できますし、これまで勉強してきた履歴が自信にもつながります。記録は簡単にできる方法にしましょう。手帳やカレンダーの隅に「〇」「×」と書くだけでも構いません。

また、できれば記録する手帳やカレンダーに、小さな目標を書くこともオススメです。最終的な大きな目標「登録販売者試験に合格する」に向けて、「テキストの○○の範囲まで終わらす」とか「XX年の過去問に取り組む」のような小さな目標を立てるのです。勉強した記録の先に目標がきちんとあると、「後5日で~~のようにならないといけないのだな」ということが視覚的にも意識できます。

最初のころは、勉強することに対して違和感を覚えるかもしれません。それでも継続させた人が勝ちです。習慣化さえしてしまえば、当たり前のように勉強し続けることができます。それは、登録販売者試験に合格した後も、登録販売者として日々新たな医薬品情報を学び続ける姿勢につながるはずです。隙間時間をうまく活用し、登録販売者試験合格への第一歩を踏み出してみましょう。

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