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現場で役立つ季節の健康ネタ

日焼け止めを完璧に塗っても、まだダメかも???~眼の日焼け~

最近はめっきり気候変動の差が大きくなり、さっきまで雨が降っていたと思ったら、急激にカンカン晴れ、などということもあります。 晴れと雨の境(?)がはっきりと切り替わってくると、夏がくるなぁ!と実感しますね。

日焼けの原因はこんなところに!?

毎年のように強力な日焼け止めの新製品が発売され、最近ではSPF50などという数字もめずらしくなくなってきました。

スプレータイプ、シートタイプとさまざまな形態の商品が販売されていますので、顔だけでなく腕も足も、全身塗って日傘や帽子も取り入れて完璧!という方もいらっしゃるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。どうしても日焼け止めが塗れない部位があります。
眼ですね。

最近では、実は眼が日焼けすると直接紫外線を浴びない肌まで黒くなることが知られてきました。
眼の細胞が紫外線によってダメージを受けると、脳が肌を守るためにメラニン色素を作るように指令を出します。結果、肌まで黒くなるのです。

このことは、ずいぶん一般的にも認識されてきたようで、サングラスはもちろん、メガネやコンタクトレンズなどにも、UVカットの商品が増えました。

アイウェアの選び方・使用方法のポイント

  • サングラスは、色が濃いだけでUVカット加工されていないものを選んでしまうと対策にならないどころか、瞳孔が開いているところに紫外線が入り、逆効果の場合も。
    UVカット加工がされている、色の薄いものを選ぶのがよい。
  • UVカット加工されているコンタクトレンズの場合、白目は紫外線をそのまま受けているので注意が必要。
  • メガネ・サングラスは、すきまからの紫外線をなるべく防ぐため、自分の顔の形状に合ったものを選ぶ。
  • ツバが7cm以上ある帽子との併用が効果的。

となります。

ちなみに最近流行のPCレンズには、基本的にはUVカット機能もありますよ!

これからの季節が紫外線のピーク。 眼への紫外線のダメージは、充血やドライアイ、眼精疲労などの原因となり、長時間に渡り強い紫外線を浴び続けると白内障などの眼病の原因ともなります。 日本では「色白は七難隠す」と言われるほどですので、日頃からUV対策に気を使われる方は多いと思いますが、うっかりしがちな眼の対応もお忘れなく!

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