現場で役立つ季節の健康ネタ

処方箋は必要なの？必要じゃないの？～コンタクトレンズ購入～

以前は、一回眼科を受診したらある一定の期間（数ヶ月間）はもう受診しなくてもコンタクトを買えたのですが、今はたとえ使い捨てレンズを1ヶ月以内に買い足す場合でも受診が必要ということになっているそうです。目の健康のためには厳密にしてもらったほうがありがたいですが、いちいち受診が必要なのはちょっと面倒ではあります（苦笑）。

処方箋を提出しなければならない法的義務はない！？

ネット通販などでは「処方箋なしOK」という販売元が増えています。だいたいが使い捨てソフトレンズやカラーコンタクトなどですが、これも、確か昔は処方箋なしでは実質買えなかったはずです。確かに、使い捨てのソフトレンズなどでしたら、自分の持っている商品の数値を見れば同じものを購入することは簡単です。また、ハードコンタクトほど眼球カーブや使用感に差があるわけでもありません。リピート購入となればなおさらです。

不思議に思ったので、ちょっと調べてみましたらなんと！薬事法上、コンタクト購入時に処方箋を提出しなければならない法的義務はないのだそうです。コンタクトレンズは「医薬品」で「処方箋が必須」だと思い込んでいましたので、びっくりです！商品によっては、処方箋なしでドラッグストアで購入できるものもあるようですね。

コンタクトレンズは処方箋なしでOK（メガネスーパー）
http://www.meganesuper.co.jp/contact/service/cl_prescription/

使い捨てコンタクトの期限を守らなかったら…

使い捨て利用者としてみれば、簡単に安く通販で買うことができれば、それは便利なことなんですが、あまりにも長期間、まったく眼科の検査を受けないとなると、いろいろ問題が出てきます。レンズの手入れがおろそかになったり、視力が変わってしまったり、眼球に傷がついてしまったりという問題もありますが、昨今一番問題になっているのが「正しくない使用方法」です。

「もったいない」という思いからか、使い捨てレンズなのに定められた期間で使い捨てず、長期間、もしくは何度も使用したりすることで、目に深刻な問題を引き起こすこともあります。特に、若い方のあいだで、誤ったコンタクトレンズ使用による問題が増えてきています。

眼科専門医に聞く。使い捨てコンタクトレンズの使用期間を守らなかったらどうなるの？
（マイナビウーマン）
http://woman.mynavi.jp/article/130823-084/

定期的に眼科での検査は必要！

ちなみに、今時のハードコンタクトはどんな目薬の使用もだいたい大丈夫のようですが、ソフトコンタクトや使い捨てレンズの場合は、基本的には防腐剤などが含まれている目薬は使えないことが多いです。また、コンタクトの機能的な問題や、間違った使い方でのドライアイなどは、目薬を注してもただの一時しのぎにしかなりません。コンタクトレンズは、目にとってはあくまで異物です。

定期的に眼科で検査してもらい、破損や汚れでレンズが安全に使える機能を失う前に交換しなければなりません。ちゃんと眼科で検査をしてもらうと、使用方法ややってはいけないことなども教えてもらえますし、使用感なども試してから購入できますよ！

「洗浄液はたっぷり使って泡立つくらいで洗ったほうが汚れがキレイに落ちる」「レンズケースも衛生上数ヶ月で交換したほうが良い」という、眼科でのワンポイントアドバイスもありました。コンタクトレンズは、正しく、安全に使用したいものです！