登録販売者.com

ログイン 無料登録

現場で役立つ季節の健康ネタ

老眼に関わっているだけではありません~AGEs(終末糖化産物)~

以前、たまたまつけたテレビの番組の中で「老眼になりやすい人となりにくい人の違い」という話をしていました。お医者さまが説明していたのですが、その差というのが「焦げた食べ物を多く食べているか、食べていないかの違い」とのことでした。焦げた食べ物の中にはAGEs(終末糖化産物)が含まれており、これが目に悪いというのですね。AGEs(終末糖化産物)とは、簡単に言えばタンパク質と糖が加熱されてできた物です。

AGEs(終末糖化産物)が原因?

いやいや、そこはちょっと待ってください。

AGEs(終末糖化産物)が原因だというのならば、それこそ砂糖・穀物を初め、あらゆる糖質も原因ということになります。なぜそこで「焦げた食べ物」と限定されているのでしょう?(スポンサー絡みなどの大人の事情でしょうか???)

特に食べ物からの外因性AGEsの影響は、過剰な糖質を食べた後に体内で起こる糖化=内因性AGEsの影響よりもずいぶんと少ないという説もあります。
※外因性AGEは、約7%が消化過程で排出されずに体内にとどまるとされてます。

●AGEs(終末糖化産物)とは?(AGE測定推進協会)

http://www.age-sokutei.jp/about/ 

●AGEs(終末糖化産物)の多い食品・少ない食品(AGE測定推進協会)

http://www.age-sokutei.jp/food/

過去、小泉今日子さんの化粧品のCMで「錆びない人」という宣伝文句があったのをご記憶でしょうか? あれは化粧品による抗酸化作用を訴えたものでした。
最近のアンチエイジングや健康の話題では「焦げない人」=抗糖化がトレンドです。

糖化を抑え老化防止

●老化の原因「糖化」を防止しよう(オムロン)

http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/139.html 

外因性のAGEsももちろん気にしたほうがいいのでしょうが、まずは食後の血糖値が150や200を超えないようにするということが肝要です。
急激に血糖値を上げない食品を選ぶなど、糖化の抑制が若々しい身体につながるようですよ!

ちなみに、前記のテレビ番組では、アーモンドを1日20~25粒食べるのも、AGEsの体外排出に良いとされていました。気になる方は試してみてくださいね!

arrow_drop_up