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現場で役立つ季節の健康ネタ

「蕃茄」って、なんだかご存知ですか?~代表的な野菜~

「蕃茄」とはトマトのことです。読みは「ばんか」。正確にはトマトの別名になります。日本に渡ってきた当初にそう呼ばれていたんですって。 今では夏を代表する野菜ですが、最初は食用ではなく観賞用だったそうです。意外なことに植物学上はナス科ナス属に分類されるナスの仲間なのです。

トマトに含まれるリコピンの働き

さて、トマトといえばリコピン。

トマトの赤い色の元となっている色素=カロテノイドの一種です。
ダイエットに効果があるとされて、一時期はトマトジュースダイエットなるものも流行しましたね。

●トマトに含まれるリコピンとは?(KAGOME トマト大学)

http://www.kagome.co.jp/tomato/tomato-univ/medical/lycopene.html

●トマト・リコピンの効果と効能 高い抗酸化力・血糖値を下げる・ダイエット効果など(サプリメントラボ)

http://www.mit-japan.com/ndl/ndl/lycopene.htm

カロテノイドの特徴は、その強力な抗酸化力です。
特にリコピンは、βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化力を持つと言われています。

リコピンの効果とは?

また、コラーゲンの合成を促し皮膚や粘膜を整える作用、メラニン色素の合成を抑える美白などにも効果があるそうで、紫外線で肌を傷めてしまうのを補ってくれる野菜なのです。

トマトを食べてからリコピンが吸収されるまでには6~8時間かかるそうですので、次の日の朝からの紫外線に備えるためには、夜に食べるのが効率的です。

また、リコピンは脂溶性になりますので、生で食べるよりも油を使った調理法にしたほうが、吸収率はぐっと高まります。

●リコピン吸収をよくする(KAGOME トマト大学)

http://www.kagome.co.jp/tomato/tomato-univ/medical/absorption.html

日本では生で食べる印象の強いトマトですが、イタリア料理では火を通すレシピもたくさんあります。オリーブオイルでトマトを炒めるのは、脂溶性のリコピンを吸収するためにはとても理にかなった調理法だったということです。 夏の野菜は身体を冷やすともいいますから、冷え性の方や胃の弱い方は、ぜひ火を通したトマトを試してみてくださいね!

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