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気軽に使えるのどスプレー。 値段も種類も色々あるけど、実際効き目の違いは?

特に冬場になると起こりやすい喉の痛みや、イガイガ感。念の為、のどスプレーを常備されている方も多いのではないでしょうか? 現在多くの種類が販売されているのどスプレーですが、値段も種類も色々。一体どこがどう違うのでしょうか?

一般的にのどスプレーに含まれる成分とは?

「なんか喉が痛いな~」と思った時にすぐに使えるのどスプレーは、冬は特に愛用している人も多いですよね。一般的には似たような成分が使われていることが多く、一例として人気の高い「(小林製薬)のどぬ~るスプレー」などには、ヨウ素系といわれるポピドンヨードが主成分として配合されており、その他多くの製品にもコチラが利用されています。

こういったヨウ素系成分には、強い殺菌消毒作用があり、喉に付着している細菌やウイルスを直接殺菌し、また風邪を予防する効果も見込めることから広く愛用されています。

こんな症状には、あの成分が効く!

しかし実際のところ、のどスプレーを購入しにドラッグストアへ来られる方の多くは「のどが痛すぎて、唾も飲み込めないんです…」といった症状で、のどに炎症を起こしてしまっていることがほとんど。

こんな症状には、殺菌効果が期待できるヨウ素系よりも、炎症を抑える効果の期待できる「アズレンスルホン酸ナトリウム」という成分が配合されたのどスプレーが断然オススメです。ある程度の即効性も期待できるアズレンスルホン酸ナトリウムは、直接腫れた患部を修復し、痛みや腫れを軽減してくれる優れもの。「のどが痛い」=アズレン系スプレーで是非覚えておきましょう!

風邪薬やトローチとの併用は可能?

また、どののどスプレーを使う上でも気になるのが、その他商品との併用ではないでしょうか? 実際、風邪薬とのどスプレーを併用するのは一般的ですが、トローチは成分によって殺菌成分、消炎成分、咳止め成分(抗ヒスタミン系)なども配合されており、風邪薬と成分が重複し、併用が不可のものも存在しています。

もし風邪薬をもう使っている場合であれば、トローチではなくのどスプレーやうがい薬を併用するのがオススメで、喉がただ痛いだけであればトローチ+のどスプレーorうがい薬というのも炎症を抑える効果がしっかりと得られます。

これからのど関係の商品需要が上がる季節になり、ちょっとした基本知識があるだけで、しっかりお客様に合ったベストチョイスができるはずです。少なくとも、各店舗に置いている全のどスプレーの主成分は確認しておき、ヨード系orアズレン系の違いは認識しておきましょう!

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