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多くの人が悩んでいる痒い水虫。 程度に応じたベストチョイスと、完治までのアドバイス

じめじめした環境にできやすい水虫。男性に限らず、多くの女性の悩みの種ともなっており、様々な医薬品が販売されています。患部の場所、症状、程度によりけりで、どんなお薬をチョイスすればいいのでしょうか?

水虫の原因と、その種類とは?

ひとえに水虫といっても、その症状は多種多様。水虫というのは、基本的にカビの一種である白癬菌が原因で起こるもので、ひどくなれば爪にまで侵入し感染することもあります。ここで水虫の種類として知っておきたいのが次の3つのタイプ。

「趾間(しかん)型」と呼ばれる指の間にできるタイプ、次に「小水疱型」といわれる水イボが足裏や、足の淵、指にできるタイプ、最後に「角質増殖型(角化型)」と呼ばれるかかとや足裏がガサガサになり粉ふきのような症状になるタイプが挙げられます。

多種多様な水虫薬。どんな症状に、どんな医薬品が適切?

自覚症状がない方も実は多い水虫。近年は女性向けの医薬品なども発売されており、さらに選択肢の幅が広がっています。こういった抗真菌薬は第1世代から第3世代というカテゴリーに分けられており、配合されている成分によって異なってきます。

症状によって使い分けが必要で、「趾間(しかん)型」のカサカサタイプには液体、ジュクジュクにはクリーム、「小水疱型」にもクリームがオススメで、「角質増殖型」には尿素配合のクリームタイプも発売されています。手で直接塗るのが嫌な方にはスプレーも効果的なのでオススメしましょう。

最後まで徹底して対処しないと水虫は治らない

薬を使い始めてしばらくすると、徐々に症状が改善され完治したように見えても、内に潜んでいるのが白癬菌の恐ろしいところ。「治ったと思っていたのに、気づかぬうちにまた…」という声は大変多いです。水虫薬は再発防止のためにも、最低1カ月は使用を続けることが必要です。

特に「角質増殖型」は再発が多いことでも知られており、根気よく治療を続けることが大切となっています。しっかりと治す為にも、お風呂では殺菌せっけんなどで洗い、しっかりタオルドライした後、足の角質が柔らかいうちに薬を塗布するようアドバイスしてあげて下さい。

水虫で悩んでいる方は、人に話せず恥らっていることが多いですが、誰でも感染する可能性のある病気ですので、そんな心配は一切必要ありません。しっかりとお客様の症状に合わせ、使い方、殺菌効果の強さ、かゆみ止めの有無などを説明し、初めての方にはまず1,000円程度のお薬からご利用されることをオススメしてみましょう!

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