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受験勉強の正念場!眠気防止に一番効くのは何?

気温も冷え込み始め、いよいよ受験生にとっての正念場がやってきました。ドラッグストアなどでも受験生用ということで、眠気防止薬を買っていかれる方が増えますが、一番眠気に効果的なのはどれなのでしょうか?

眠気に効くイメージがあるものというと…

きっと多くの人が購入した経験がある眠気防止商品。医薬品かどうかはさておき、どのようなものを購入できるでしょうか? まず大抵の人が思い浮かべるのが、コーヒー。その他、手軽にコンビニでも買うことのできるカフェイン含有のガムやタブレットも選択肢に入ってくると思います。

こういったことから、やはり眠気防止=カフェイン摂取というのが一般的。実際にドラッグストアで販売している眠気防止対策商品も、全てカフェインを配合した商品となっています。

カフェインを使った商品、その違いは?

では、ドラッグストアで販売している眠気防止商品の違いは、一体何なのでしょう? 商品タイプの違いとして、ドリンク、タブレット、キャンディ、顆粒etc.となっており、それぞれのメリットもさまざま。その他一般用医薬品と同じく、錠剤よりも顆粒の方が効き目が早く、やはりドリンクには即効性が期待できます。

しかし肝心なのは、服用1回当たりのカフェイン含有量。最も効き目のある商品をお探しの方には、商品裏面を確認し、最もカフェイン含有量が多いものをオススメするべきです。ほとんどのドラッグストアに置いてあるであろう「エスタロンモカ12」が、無水カフェイン200mg/回と最大量配合なので是非覚えておきましょう!

実際、カフェインの効果とは?

カフェインには、眠気を誘発させる「アデノシン」と呼ばれる成分の働きをブロックし、交感神経を刺激する働きが認められています。多くの栄養ドリンクにも配合されるカフェインは肉体の倦怠感、疲労にも効果があり、効果の持続は3時間から6時間程度が一般的。受験生やサラリーマンの味方!と言いたいところですが、カフェインを摂取することで胃液増幅など副作用も同時に発生します。

一時的にどうしても眠気を取りたいという場合のみオススメできますが、基本的には10~15分程の仮眠など、自然に眠気を取る方法がベスト!またカフェインの取りすぎは睡眠障害にも繋がるので、そういった注意点もお客様にしっかりと説明しましょう。

今回ご紹介したカフェインは眠気予防などの効果が期待できますが、同時に過剰摂取すれば死に至ることもある恐ろしいものでもあります。一例として、海外では子供のカフェイン高配合のエナジードリンク購入に制限がかかっている国もあり、大人でもエナジードリンクを大量摂取した方が死亡したという例もあります。使用量は必ず守り、必要以上の使用は控えるように、一言アドバイスしておきましょう。

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