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登録販売者ドタバタ劇場

突然の訪問でパニックになる前に! 登録販売者の心得。薬事課訪問編

登録販売者として働き始める=自治体の薬事課に登録されるため、たびたび監督や指導の対象となることがあります。もちろん間違ったことをしていなければ問題ありませんが、状況次第では“薬事法違反“になるようなケースもあるので、薬事課の方が現場に訪問されチェックを行います。しかしながら、これが登録販売者にとって、なかなかの冷や汗モノなのです。

一般客を装い、チェックに来られるケース

ご存知の通り、医薬品販売業のバイブルとも言えるべき“薬事法”。毎年いくつか細かい変更点はあるものの、ドラッグストアなど医薬品を販売するうえで、どんな時も違反行為があってはいけません。その根底に第一にあるものは『お客様の安全』。それが危険にさらされるような事態を防ぐため、薬事課の店舗抜き打ちチェックがたびたびやってきます。

一般客を装いチェックにくるケースの場合、あえて一般従業員にお薬相談をし、薬剤師・もしくは登録販売者に代わるか、また医薬品区分は正しいかなどの点を商品陳列棚で確認されます。

医薬品販売許可書、管理記録簿などしっかりチェック

また抜き打ちチェックの他に、事前に会社本部薬事部に連絡がいき、「○日の○時に伺います」というアポイント式のケースもあり、この場合『医薬品販売許可書』や、薬剤師・登録販売者の勤務状況を確認する管理記録簿のチェックも入念に行われます。

医薬品区分による“レジから○メートル以内に設置“という規定が定められている商品もチェック対象になり、問題があった場合、即座の対応が求められます。違反のレベルによっては店舗の営業自体に支障が発生することもあり、登録販売者としては冷や汗モノ。普段から自主的なチェックを怠らないようにしましょう。

普段からしっかりと信頼関係をつくることが肝心

立場上どうしても店舗と薬事課は、“監督される側“と“監督する側“という状態にはなってしまいますが、本来は協力してより安全な医薬品販売ができるよう働くべきものですので、お互いにしっかりと信頼関係を築き上げていくことが大切になってきます。

店舗で起こった医薬品にまつわるトラブルなどは、状況によって各自治体の薬事課が間に入って処理する場合もあり、信頼関係ができているとさまざまなことが円滑に進みます。また気をつけるべきことなどアドバイスがいただけたりと良いことづくし。しっかりコミュニケーションを取るように心がけましょう!

店舗の従業員にとっては、気後れする存在である薬事課ですが、しいて言うならば二人三脚で医薬品販売に努める共同体的存在。お話しする機会などあれば、知らなかった情報の提供なども積極的に行ってくれますので、わからない事などは遠慮なく薬事課に聞いてみましょう。

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