登録販売者ドタバタ劇場
- ホーム
- 登録販売者、採用の現場から
- 登録販売者ドタバタ劇場
- 救急箱の管理と揃えたいグッズ
救急箱の管理と揃えたいグッズ
かぜ薬や鎮痛剤など医薬品は多くの人が使えるものを備える
内服薬として常備しておきたい医薬品は、かぜ薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、下痢止めと、これらにプラスして鼻炎用薬(アレルギー薬)や便秘薬、咳止めなどがあります。
商品を選択する際のポイントはだれが使うかということ。家庭で救急箱を用意する場合、たいていは家族全員の常備薬の保管も兼ねますよね。したがって、入れておく医薬品はだれでも使えるものが良いでしょう。
例えばお子さんがいる家庭では「鎮痛剤にロキソニンではなくアセトアミノフェンが含まれた商品にする」などの工夫が必要です。かぜ薬も最近では喉や鼻水といった、ある症状に特化したものも人気ですが常備薬としては全体的に効き目のある総合感冒薬をおすすめしたほうが良さそうですね。
絆創膏は数タイプあると便利
内用薬とは別にいれておくと良いものは絆創膏、消毒薬、きず薬、やけどの薬、虫刺されの薬、湿布。この他、水虫薬やうがい薬などを用意しておいても良いでしょう。
特に使う機会の多い絆創膏は使用する部位によって大きさや形が異なりますので、通常のものと指先用やひじ、ひざ用などいくつか揃えておくと便利です。
外用薬で使用頻度の高い目薬は感染の危険もあるため、なるべく共通の救急箱には保管せず個人用としての使用をおすすめします。もしお客様の強い希望があれば、使いきりタイプの小分け商品が販売されていますのでそちらを常備用として紹介しましょう。
箱だけ持てば処置は完了?入れておきたい医療用具
家庭用の救急箱であれば持ち運び用ではなく据え置きタイプのものが多いかもしれません。しかし自治体などに備えておくものは屋外に持ち出して使用することも想定されるため、持ち運びのできるタイプが望ましいでしょう。
使用時は緊急時ですから、他の場所からハサミを持って、テープを持って、と冷静な判断ができるとは限りませんし時間もありません。したがって、救急箱のみを持ち運べば全ての処置ができるように医療用具も揃えておくと便利です。
ハサミ、ピンセット、ガーゼ、包帯のほか、脱脂綿や綿棒、毛抜きなども救急箱の大きさに合わせて用意しましょう。あると何かと便利ですので、黒のマジックを入れておいても良いですね。
関連記事
-
登録販売者ドタバタ劇場
肝臓を労わる食生活と栄養
肝臓はなにをする臓器? 肝臓は食べ物やお酒、薬などさまざまなものを代謝し、適切な場所へ運びやすくしたり、身体の外へ排出しやすくしたりするように変える働きを持っています。 たくさんの種類の酵素があり、この酵素の働きで色々な […]
-
登録販売者ドタバタ劇場
モイストヒーリングの絆創膏の使い方と使ってはいけないとき
モイストヒーリングの絆創膏とは? 昔から「傷口は乾かせ」と言われ、医療現場でもそうするように治療が行われてきました。しかし最近の研究で、傷口から滲み出る浸出液には治癒効果があり、乾かしてしまうとかえって治りを遅くしてしま […]
-
登録販売者ドタバタ劇場
丁寧に包むのは間違い?薬をオブラートに包むときの注意
オブラートはほどよく雑に包む オブラートはバレイショなどのデンプンから作られた、食べられるフィルムです。水に溶けやすく、身体に害もありませんので、薬や食品を包むことを目的に昔から親しまれてきました。 薬を飲むときの基本的 […]
-
登録販売者ドタバタ劇場
「医師または薬剤師に必ず伝えてください」は「使えない」ではありません
こんな勘違いもしやすいので注意 どのような人でも、思い込みや勘違いをする可能性はありますね。 過去に、このような事例がありました。以前薬剤師に説明を受け市販薬を購入したお客さまが、「気になって添付文書を読んだら、〇〇に該 […]
-
登録販売者ドタバタ劇場
ダイエット薬について知っておきたいこと
日本で認可されているやせ薬(西洋薬)は1種類だけ? 日本で認可されている西洋薬のやせ薬は、食欲中枢を抑える「マジンドール(サノレックス)」という薬がわずかに1種類あるだけです。 健康保険も適用されますが、 BMI(ボディ […]
-
登録販売者ドタバタ劇場
剤形の使用方法|肛門/肛門部にのみ使用すること
記載される意味と注意すべきこと 決められた投与方法を守らなければ期待通りの効果が得られないばかりではなく、副作用など望ましくないことも起こってしまう可能性があります。したがって、肛門または肛門部に使用するものとして販売さ […]