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ヤケドに切り傷、擦り傷などなど、消毒薬はどれを使うのがベスト?

日頃のちょっとした怪我は、気をつけてはいても避けられないものですよね。特に主婦の方を中心として、日々多くの方がドラッグストアに絆創膏や消毒薬などを買い求めに来られますが、消毒薬は何を使うべきなんでしょうか?

まず確認しておきたい消毒薬の種類

どんな家庭にも必ず一つは常備されているであろう消毒薬ですが、みなさんのおうちには何が置いてありますか? 有名商品でいうならば、マキロンSや、オキシドール、学校の保健室などで使われていた別称“赤チン”ことマーキュロクロム液などが挙げられますが、どれがどのようにいいのかといわれると、ハッキリとわかりませんよね。

赤チンに至っては、現在もドラッグストアでの取り扱いはあるものの、たまに年配の方が買われる程度。市場ではマキロンを中心とした類似品のラインナップが大半を占めている状況となっています。

消毒薬アレコレの主な違いとは?

一例として、ドラッグストアなどで1、2の売れ筋を誇る消毒薬の代表「マキロン」と「オキシドール」の違いを挙げてみましょう。

まず消毒薬でも、かなり安価なオキシドールは過酸化水素という消毒に特化した製品。血が出ているような創傷部にかけると、泡立ちながら消毒し、患部の異物も取り除いてくれます。またオキシドールに比べ高価なマキロンは、消毒そして殺菌効果も成分内に含まれ、また患部を修復してくれるような成分が入っているというメリットも。ちなみに赤チンなどのヨード系は、患部に塗布してから時間をかけて消毒してくれます。

状況に応じて、病院を薦めなければいけない場合も

どんな消毒薬を使用する際も、まずは患部を洗浄し、汚れを取り除いてから使用することが肝心。そうでなければ、消毒薬の効果が患部で十分に発揮されないという結果にも繋がりかねず、かえって治り難くなってしまいます。

またお客様相談の際など傷口の状態が見られる場合、血が止まらない切り傷や、広範囲のヤケドなどは、お客様に受診を薦めなければいけないこともあります。病院に行かなかったことで、後々傷跡が大きく残ったり、化膿したりということもありますので、登録販売者には随時適切な判断が求められます。

現在かなりの種類がある消毒薬ですが、上記でも述べたマキロンのように消毒・殺菌そして組織修復成分配合のものが市場では人気となっています。最初の段階できちんと消毒を行ったか否かで治りはかなり変わってきますので、消毒薬使用は必ずオススメして下さいね。

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