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子供の発熱、なんとかしたい… 子供でも使える解熱鎮痛剤とプラスαの対処法!
子供は発熱しやすいもの…。しかし油断は禁物!
子供は大人に比べると発熱しやすく、ちょっとした夏風邪などでも40度近くまで発熱するのは日常茶飯事。成長するにつれその頻度も下がってはきますが「いつもの発熱か…」と油断するのは禁物です。
発熱が40度を超え、子供の様子が変わってしまったり、熱があまりにも長引きすぎている場合は必ず病院を受診し、お医者さんに見てもらうのが何より先決。最悪の場合、高熱により脳にダメージが及ぶというようなことも考えられますので、登録販売者としてはなるべく病院の受診を第一に促しましょう。
小児用解熱鎮痛剤シリーズは、こんなラインナップ
上記のことを念頭に置き、ではさっそくドラッグストアで子供の発熱に使用できるお薬はどのようなものがあるか見ていきましょう。解熱鎮痛剤コーナーを見てみると、さまざまな商品が所狭しと並べられているものの、実際15歳未満の子供に利用できるのはごく一部。
子供でも使用できる解熱鎮痛成分は、皆さんご存知のように「アセトアミノフェン」のみとなっており、錠剤、チュアブル、シロップタイプ、そして坐剤として販売されています。有名な商品で言うならば「小児用バファリン」などがよく使用されており、口で溶かすチュアブルタイプが特に好まれています。
覚えておこう三点冷却!
解熱鎮痛剤の他に、熱を下げる応急処置として知っておきたいのが「三点冷却」です。この三点とは首と脇下、脚の付け根のことで、この部分を冷やすことにより、熱の上昇を防げる効果が期待できます。
現在はこの三点冷却用の冷却材も販売されていますが、通常の冷しタオルを用いて行っても問題ありません。この三点冷却を子供に行う際の注意点として、肌に直接冷たすぎるものを触れさせないようにするのがポイント。逆に嫌がって、拒否されてしまうこともあるので、冷却材を使う際などはタオルにくるんでから使用するのがベターです。
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