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イボに使われるヨクイニンの歴史と効果
そもそもイボとは?
大きく分けるとイボは2種類に分けることができます。
①ウイルス感染によるイボ
ウイルス感染によるイボの代表的な原因ウイルスはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれ、さらにその中でも種類が分けられウイルスによって症状や症状が出てくる場所が変わってきます。
また、小児などがよくかかる「水イボ」の原因ウイルスは伝染性軟属腫ウイルスというウイルスが原因で起こります。
小さな傷から感染し、どちらもウイルス感染が原因なことから、接触することでうつる可能性もあり、症状がある場所を触ることで他の部位へうつってしまうこともあります。
- ヒトパピローマウイルスが原因:尋常性疣贅、ミルメシア、青年性扁平疣贅、尖圭コンジローマなど
- 伝染性軟属腫ウイルスが原因:伝染性軟属腫(水イボ)
②加齢や紫外線によってできるイボ
ウイルスが原因でできるイボに比べて、こちらはうつることはないイボになります。年を取ることで徐々に皮膚が老化してしまい出来たり、長年紫外線を浴びることで起きたりします。
イボ治療について
どの治療にしても根気強く付き合っていくことが大切で、凍結療法も電気焼灼法も何回か通う必要があることもあります。また、飲み薬も長期で続ける必要があることが多いです。
足の裏に出来てしまった場合は、うおのめとの違いが難しいため一概に決めつけず病院へ受診することが望ましいです。
病院で行われる主な治療方法
- 凍結療法:イボを液体窒素で凍らせて除去する方法で、痛みを伴うことが多い
- 電気焼灼法:電気メスを用いて熱でイボを焼き切る方法で、こちらも痛みを伴うことが多い
- レーザー:炭酸ガス(CO2)を用いたレーザー治療。痛みはあまりないことが多い
飲み薬での治療方法
- ヨクイニン:肌の新陳代謝をよくする作用がある。一番メジャーな飲み薬/li>
- シメチジン:胃薬なため、保険適応外。大量服用が必要と考えられている/li>
- セファランチン:円形脱毛症などに使われるが、イボに使われることもある/li>
その他塗り薬が処方されることもあります。
ヨクイニンとは?
ヨクイニンはハトムギの皮を除いた種子の部分で、昔からイボの治療に用いられてきました。
また、「肌の力を底上げする生薬」として有名で肌荒れが気になる方も使用することができます。
消炎作用や、体の水分バランスを整えてくれる作用もあります。しかし、加齢によってできてしまったイボには効果がないといわれています。
ヨクイニンの飲み方と副作用
市販でも処方箋薬でも粉薬や錠剤があり、基本的には1日3回の服用が必要で年齢によって1回の量が変わってきます。
錠剤も小さいため小さなお子様でも飲みやすい形状になっています。味はヨクイニン独特の香りと味がしますが、慣れてしまえばお子様も嫌がらずに飲んでくれるでしょう。
販売の際やご質問があった際に追加情報としてお伝えできるとお客様の不安も減ると思います。
副作用は少ないといわれていますが、薬ではあるため成分が合わないと発疹・発赤やかゆみ、胃部不快感などが現れることがあります。
もし、現れてしまったとご相談があった場合は服用をやめて病院を受診するようにお伝えしましょう。その際添付文書など、どの薬によって起きてしまったかがわかるようにしておくことのお伝えもすると受診の際にスムーズです。
ヨクイニンってどれくらい飲み続けて良いの?
イボの症状が改善しているようであれば、飲み続けても問題はないといわれています。
しかし、1ヶ月飲み続けても症状が改善しない場合は薬が合っていなかったり、イボでない可能性があるため、服用を中止して受診することをおすすめしましょう。「この方よくヨクイニン買っているな」というお客様やご質問があった際にお伝えが出来るといいと思います。
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