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登録販売者のキャリアアップにつながる資格 ~化粧品に関わる資格~
化粧品に関わる資格1:日本化粧品検定
日本化粧品検定は生涯学習を目的とする一般の方々をはじめ、学生、美容従事者を中心に幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した民間資格です。
1~3級があり、3級はWeb試験なので誰でもすぐに挑戦することができます。
試験内容は、基本的な化粧品や美容の知識から、紫外線・食事・運動・睡眠など美肌に影響を与える要因についても含まれます。
1級ともなれば、化粧品の中身(成分など)まで理解し、活用法を提案できる化粧品の専門家としての知識が問われます。
主催団体:一般社団法人 日本化粧品検定協会
受験資格:特になし(年齢・性別を問わず、化粧品に関心のある方ならどなたでも)
試験日程:年2回(5月、11月)
受験形式:マークシート方式(60問)
合格基準:1級、2級ともに正答率約70%以上
合格率:1級で約64%、2級で約74%(過去実績)
10代から70代まで男女問わず、幅広い年齢層の方が受験されています。
1級取得後に日本化粧品検定協会に入会し、所定の研修を受講すれば「コスメコンシェルジュ」資格も取得することができます。
美容知識をしっかり持っていれば、お客様の化粧品に関するお悩みにも根拠をもって提案することができますし、自分自身でも幅広く活用できるのではないでしょうか。
化粧品に関する資格2:美容薬学検定
美容薬学検定は、美容と健康のための知識検定試験です。
美容に関する知識を積極的に習得し、数多い商品の中からある程度は自分の力で自分に合ったもの、あるいは合わないものを正しく選び出せるようになることが目的です。
試験内容は大きく基礎科目と専門科目に分かれています。
からだや皮膚の構造、肌のトラブルに関するもの、抗菌・抗ウイルス、消毒などの衛生管理の基礎知識が問われるのが基礎科目で、全70問中約30問出題されます。専門科目は美容・エステに関する専門的な知識、化粧品やサプリメントなどの関連商品における美容成分に関する知識が問われ、全70問中約40問が出題されます。
主催団体:特定非営利活動法人 日本セルフケア支援薬剤師センター(薬学検定事務局)
受験資格: 特になし
試験日程:年2回(6月、11月)
受験形式:マークシート方式(5肢択一、70問)
合格基準:全70問中60%以上の正解で2級合格、70%以上の正解で1級合格(試験は1種類のみで、正解率によって合格級(1級 or 2級)が決まります)
合格率:非公開
美容や化粧品を「薬学」の観点から学ぶことができ、登録販売者にとってもさらに専門知識を深めることができる資格ではないでしょうか。
化粧品に関する資格3:化粧品成分検定
化粧品成分検定は、身の回りにあふれる化粧品に記載されている全成分の情報、及びパッケージに記載されている情報を正しく理解しているかを測る検定試験です。
検定には1~3級があり、3級はWeb試験なので誰でもすぐに挑戦することができます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、化粧品は全成分表示が義務付けられています。
しかし、全成分表示には記載場所・記載順・成分名称などに細かなルールがあるため、なかなか理解しづらいものになってしまっているのです。
それが理解できるようになれば、好みや肌質に合った化粧品の選択ができるようになり、商品の宣伝文句やパッケージのイメージだけでなく、自分自身で安心・安全な化粧品選びができるようになります。
主催団体: 一般社団法人 化粧品成分検定協会
受験資格: 特になし
試験日程:年2回(6月、12月)
受験形式: 2級はマークシート方式、1級はマークシート・記述方式
合格基準: 1級、2級ともに正答率80%以上
合格率:1級で約71%、2級で約64%(過去実績)
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