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ドラッグストアで活かせる資格 ~食事や栄養に関する資格~

人間の健康の資本は食事です。登録販売者として活躍するあなたのキャリアアップの一歩として、食事や栄養に関する資格の取得なんていかがでしょうか。特にドラッグストアでは多くのサプリメント等も取り扱っていますし、栄養学に関する知識を活用できる場はたくさんあるはずです。今回は、食事や栄養に関する資格を3つご紹介します。

食事や栄養に関する資格1:食生活アドバイザー

広い視野で食生活をとらえ、健康な生活を送るための提案を行える人材を目指します。

食生活アドバイザー資格では、栄養素の働きや、病気と食事との関連、食品の分類法、栄養表示などの食に関する様々な知識が問われます。

それだけでなく、食中毒予防の決め手となる衛生管理の方法や身近な税金や法律、経済など「食」を取り巻く消費生活と社会のしくみについても出題範囲です。

  • 主催団体:一般社団法人 FLAネットワーク協会
  • 受験資格:特になし(年齢・性別を問わず、食生活に関心のある方ならどなたでも)
  • 試験日程:年2回(7月、12月)
  • 受験形式:3級はマークシート方式50問、2級はマークシート方式42問+記述式問題13問
  • 合格基準:3級は1問2点で60点以上(100点満点)、2級はマークシート方式1問2点、記述問題1問3点で74点以上(123点満点)
  • 合格率:3級で約65%、2級で約40%(過去実績)

3級は「消費者」の立場から食生活を見直すことが目的とされ、2級では「食を提供する立場」から、食ビジネスの視点までもが要求される実務的な内容となっています。

現時点では残念ながら1級の設定はありません。

出題範囲が幅広くて最初はどこから手をつけたら良いかわからない…と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、どれもが普段の生活と密着した内容なので、比較的覚えやすい・想像しやすい内容です。

自身の食生活を見直す良い機会にもなるでしょう。

食事や栄養に関する資格2:食育アドバイザー

食育アドバイザーは、食事に対して正しく基礎知識を備えた食育のスペシャリストとなり、食生活の改善について指導・サポートができるようになることを目指す資格です。

添加物についての知識を持って安心で安全な食材を選び、最適な栄養バランスを取って免疫力を高め、正しい食習慣を促進するための知識を得ることができます。

  • 主催団体:一般財団法人 日本能力開発促進協会(JADP)
  • 受験資格:協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
  • 試験日程:カリキュラムを修了後、随時、在宅にて受験
  • 受験形式:非公開
  • 合格基準:得点率70%以上
  • 合格率:非公開

そもそも食育とは、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向などの問題に対して、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために生まれました。

そのため、食育を学ぶことで得られるメリットは「おいしくて体によい食事を選べる」「生活習慣病やメタボの予防を実現できる」「アトピーやアレルギー・病弱体質の改善に貢献できる」などの様々なものが挙げられ、自身の生活にも役に立つと言えるでしょう。

食事や栄養に関する資格3:スポーツフードアドバイザー

先に述べた食生活アドバイザーや食育アドバイザーとは少し趣向の異なるこちらの資格。

スポーツチームのコーチや専任スポーツ栄養士、スポーツジムのインストラクター、学校のクラブ活動における指導者、料理教室の講師の方が取得を目指すことが多いのですが、最近では「アスリート」とまで言わなくてもダイエット目的でトレーニングを行う方にとって、健康的な食生活を行うための知識を習得できる資格として知られるようになってきています。

  • 主催団体:一般財団法人 日本能力開発促進協会(JADP)
  • 受験資格:協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
  • 試験日程:カリキュラム修了後、随時、在宅にて受験
  • 受験形式:非公開
  • 合格基準:得点率70%以上
  • 合格率:非公開

アスリートの栄養管理に必要な基礎知識はもちろん、栄養素とエネルギー・運動の関係、ライフステージ別の栄養と食事、目的別の食事指導、試合のための食事とレシピ、種目別の食事レシピなど、専門家として必要な能力を身につけられます。

スポーツ栄養の専門知識を初めて学ぶ方でも、数ヶ月の学習期間で資格取得可能なレベルであるため、気軽に挑戦することができます。

食事や栄養に関する知識を深めることができれば、登録販売者としてお客様に接する際にもサプリメントやビタミン剤をきちんと説明できるようになるはずです。また、食育アドバイザーやスポーツフードアドバイザー試験は、知識と実践力がしっかりと身についているかを問う趣旨に合わせて、教育カリキュラムで使用したテキストを見ながらの受験が認められています。暗記が苦手な方にとっても挑戦しやすい資格ですので、キャリアアップの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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