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コレなんだ…?ドラッグストアで取り扱いのある「木酢液」。 実はこんな使い方があるんです!

ドラッグストアで働き始めて間もないうちは、「なんだコレ?」と思う商品がたくさん。勤務暦が長くなると、当然商品知識も増えてくるので知らない書品が減ってきますが、ベテランスタッフでも意外と知らない「木酢液」について今回ご紹介いたします。

「木酢液」の正体とは?

今回ご紹介する木酢液(もくさくえき)は、ドラッグストアやホームセンターなどで取り扱いのある商品。これは炭を焼いた時に出る水蒸気を集め冷却・液化したもので、その後不純物等を取り除き、蒸留して得た液体が「蒸留木酢液」と呼ばれています。

この木酢液の主成分は「酢酸」であり、その他にも約200種類以上有効成分を含有。園芸用としても広く利用されており、炭以外の原料から作られることもあるようです。使用用途によりけりで、内容にも違いがありますが、ドラッグストアで取り扱いのあるものに関しては肌への使用を考えられたものになっています。

使い方のアレコレ

先ほどもあったように園芸用として、よく知られている木酢液。動物や害虫の回避、また土壌改良などの効果もあります。その他にも主成分である「酢酸」には、除菌効果や炎症・痒みを抑える働きがあるといわれており、肌トラブルにも広く愛用されています。

代表的な症状としてはアトピーや、カサカサ乾燥肌、ニキビ、あせもなど。用途に合わせて薄め、患部に塗布する方法が一般的ですが、多くの方が入浴剤として利用されています。木酢液を入浴剤代わりに使用することで、上記のような肌トラブルを改善できたという声も多く、正に知る人ぞ知るアイテムとなっています。

木酢液が置いているのは何コーナー?

頻度は少ないものの「木酢液どこですか?」とお客様に尋ねられることは、きっとあるはずです。そんな際、一体どこに商品が置いているのかというと「水虫商品コーナー」や「入浴剤コーナー」が基本的。

酢酸のもつ殺菌効果や菌の増幅を抑制させる働きが、水虫にも効果的だと言われており、軽度の場合は木酢液のみで水虫治療をされるケースなどもあります。また肌トラブル云々に関わらず、木酢液を入浴剤として使うことで湯冷めしにくく、炭の香りでリラックスできるため“入浴剤のみ”の用途としても大変人気があります。

一般的にドラッグストアで取り扱いのある木酢液は、肌への使用が考えられたものですが、市販の園芸用木酢液は発がん性物質が含まれているものもあるので注意が必要です。同時に木酢液を利用し肌トラブルや水虫が悪化したというケースもあるので、初めて使う場合使用方法をしっかり守り、まずは少量のみで試して頂くようアドバイスしましょう。

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