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登録販売者ドタバタ劇場

登録販売者なら最低限知っておきたい介護用品のアレコレ

世代の高齢化もますます進み、自宅で親の介護に携わる方も増加の一途をたどっています。介護施設などでは必要なものは大抵揃っているものの、自宅でとなると何かと足りないものも。そうなるとドラッグストアでの調達が必要となります。

最低限知っておきたい介護用おむつの知識

地域や店舗にもよりけりですが、多くのドラッグストア系列のお店では、介護コーナーを大幅に拡大するなど、介護用品の需要が年々高まっています。登録販売者として、お客様のどんな質問にも柔軟に答える為には、広い範囲での商品知識が必要。

それは薬以外の介護用品にもいえることで、例えば介護用おむつにしても、パンツタイプもあれば、シートタイプで装着するおむつが別売であったり、男女兼用もあれば、男性用・女性用とわかれていることもあります。

初めて購入されるお客様に対して、そういった違いが説明できるのも登録販売者として求められる知識の一つとなっています。

嚥下障害って何?その為に必要な商品とは?

また介護コーナーで最低限知っておきたいのが、「嚥下(えんげ)障害」についての知識。この嚥下障害とは高齢者の方に多い症状の一つで、嚥下機能(食べ物を飲み込む機能)が加齢によって衰え、むせ返ったりするだけではなく、食べ物が気道に入ってしまうことで嚥下性肺炎を起こす可能性もあります。

この嚥下障害に関して、ドラッグストアで取り扱っているのが「とろみ調整食品」。さまざまな会社から異なる商品名で発売されていますが、お客様から聞かれたときに確実にご案内できるよう、しっかりと把握しておきましょう。

あったら助かるドラッグストアで取り扱いたい商品

その他介護用品関係で取り扱っていれば喜ばれる商品として、簡易トイレなどに使える消臭剤、尿瓶、歯磨きシート、歯磨きスポンジ、体の清拭シート、おしり拭きシートなどなど多種多様。

商品によっては店舗のレジ中などに配置されているものなども多く、店舗の商品をある程度把握していなければ「取り扱っておりません」とお客様をガッカリさせてしまう可能性もあるので注意が必要です。また、介護用品は「こんなものを置いて欲しい!」というお客様からのリクエストも多いカテゴリーにあたるので、積極的に新商品を取り入れ、商品知識を増やすことが肝心です。

自宅介護をされている方の多くは、忙しい合間を縫ってドラッグストアに来られており、目的の商品がなければまた他の店舗を回ることになってしまいます。できる範囲で特別注文などの方法を使い、商品を確保することで大変喜んで頂けるので、是非とも最善を尽くしましょう!

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