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登録販売者ドタバタ劇場

見たこともない薬…。そんな薬を特別注文は可能?

ドラッグストアに行けば、一般的にどんな薬や健康食品も買えると思われがちですが、実際世の中には想像を絶するほどの商品種が存在しており、その全てを取り扱うのは到底不可能…。今回はそんな取り扱いのない商品を尋ねられた時の対処法についてご紹介いたします。

健康食品は要注意。メーカー専売品は取り扱い不可

新聞などを開いてみると、健康サプリメントなどの広告が大々的に入っているのを見かけられたことがありますよね。“滋養強壮に!” “辛い関節痛に!”など、読者の目に留まるようなキャッチフレーズが添えられ、そういった広告の切抜きをドラッグストアに持ってこられる方はたくさんいらっしゃいます。

ここでよくあるのが、メーカー専売品の可能性。ドラッグストアや、大手通販サイトでの購入は一切不可能で、メーカーの専用ダイヤルやウェブサイトのみでしか買えない場合、店舗での取り寄せは全くもって不可能です。

「以前ドラッグストアで買ったのに!」でも現在は…?

またよくあるのが、使用済み商品の空箱を持ってこられ「随分昔に、このお店で買った」と言われるケース。「前はあったのに、どうして今はないんだ!」と憤慨される場合もありますが、薬に関する法律である『薬事法』は毎年変更点があり、それによって取り扱いが不可になる商品も多数存在しています。

または区分分けに変更が入ると、以前は登録販売者でも販売出来た商品が、薬剤師のみ、もしくは処方箋が必要な場合も出てくる為、勤務歴の長い従業員などに確認するか、もしくはメーカーに連絡し、変更点などがなかったか尋ねてみましょう。

特別注文を受ける際の注意点とは?

上記のいずれでもない場合、例え店舗に常備していない商品だとしても、1個から取り寄せることのできるものも多数存在しています。日用品、化粧品、健康食品とさまざまなカテゴリーによって問屋は変わりますが、ダメ元で営業担当に電話してみるのがベター。

多くの場合、どこかしらの問屋から取り寄せることができます。ここで注意点として、廃番・欠品商品でないかの確認。首を長くして商品の到着を待っているお客様に失礼のないよう、確実に個数や入荷日、金額などの詳細を確認して明確にすることが、店舗側として最も大切にすべきポイントです。

特別注文を積極的に受けることで、お客様からは「親切に探してくれた」「あの店は何でも揃っている」というようなプラスのイメージを抱いてもらうキッカケになります。またどんな商品に需要があるのかといったような知識も得ることができるので、どんどん注文をお伺いしましょう!

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