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咳が止まらず泣きじゃくる子供。オススメ商品のアレコレ!

ドラッグストアで勤務していると、泣きじゃくっているお子さんを連れて来店される方も日々多数。お菓子が欲しくて泣いているのなら問題ありませんが、咳がつらくて泣きじゃくっているお子さんも、実は結構多いんです。

まずは基本情報から。喘息の可能性なども考慮

特に冬場に多いのが、子供でも咳が止まらないという症状。大人であれば、冷静に症状を理解できるものの、子供にとっては半ばパニックになるほどのつらさがあります。特に子供の場合は、一時的な症状なのか、もしくは小児喘息・気管支炎などの可能性なども考えられるため、しっかりと親御さんから症状を聞き取りすることが肝心になってきます。

もちろん少しでも喘息などの可能性があるならば、すぐに受診をお薦めするのですが、風邪っぽい症状などであればドラッグストアでも対応可。いつから、どのように、就寝時の症状は?など、しっかりと聞き取りを行いましょう。

コレで治る!という刷り込みも大切、スーっとしたら大丈夫

ドラッグストアでも対応できるような症状であれば、さっそくオススメ商品を選んでいくわけですが、まず大切なのは子供に「もう大丈夫だからね!すぐに治るよ」と安心させてあげること。子供は大変純粋で素直ですから、白衣を着た登録販売者の言うことも、真正面から受け取ってくれます。

安心していただけるようにお声掛けをした後は、年齢にもよりけりですが、甘いシロップタイプの咳止めが飲みやすくオススメ。同時に併売したいのは、胸元に塗るヴィックス・ベポラップ系統の商品で、あのスーっとする塗り心地・香りが子供に予想以上の安心感を与え効果を発揮してくれます。

飴なども効果的に利用し、長引くようなら病院へ

大人に比べ子供は自然治癒力も格段に高いため、2~3日で症状が回復することが一般的。痰が絡んだような咳をしている治りかけの段階であれば、のど飴などの併用も効果的で、最近では子供用に特化したのど飴なども発売されているため、選択の幅も広がっています。甘いのど飴は子供の好物なだけではなく、のどに潤いを保ってくれるため、早期回復の手助けにもなります。

また、市販薬を使用し3~4日経過してもいっこうに回復の兆しがあらわれない場合は、ウィルス感染などの可能性も考慮し、病院受診をお薦めすることも忘れないで下さい。

「病は気から」という言葉の効果は、特に子供に対して顕著に見ることができますが、それは大人に対しても同じこと。店舗勤務では、登録販売者としてただお薬を薦めるだけではなく、しっかりと気持ちのケアが必要となってくる場面は多々出てきます。大切なのはコミュニケーション力。人とのつながりを築けるお仕事であるということも、登録販売者の大きな魅力です。

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