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薬を飲むと襲ってくる、厄介な眠気！眠気の起こる理由とは？

みなさんの周りには、風邪を引いちゃったんだけど薬は飲みたくない、眠くなると困っちゃうし…という方、いらっしゃいませんか？薬を飲むと眠くなると言われていますが、すべての薬が眠くなるわけではありません。

どうして薬を飲むと眠くなるの？

薬を飲むと、いつもは眠くない時間のはずなのに急に眠気が襲ってくることがあります。これは、薬に含まれている抗ヒスタミン薬が原因となっているためです。では、この抗ヒスタミン薬というのはなんなのでしょう。
この薬は、主にアレルギーに使用される薬で、アレルギーによって生じる鼻水やくしゃみを止める作用のある成分です。

抗ヒスタミン薬が原因？

抗ヒスタミン薬をもう少しだけ詳しく説明すると、ヒスタミンという物質と競合的に拮抗することでヒスタミンの作用を遮断する薬です。このヒスタミンという物質は化学伝達物質で、アレルギーにも関与している物質の一つです。この、アレルギーに関与しているヒスタミンがアレルギーのかゆみやはれ、鼻水などの症状を引き起こす原因となっている物質なのです。

でも、このヒスタミンという物質はアレルギー以外にも中枢神経に対する作用や、覚醒に関与する作用もあるのです。
ここで、抗ヒスタミン薬がアレルギーに関与するヒスタミン以外も拮抗してしまい、本来であれば中枢神経や覚醒に関与している部分さえも遮断されてしまうため眠気が出るというメカニズムとなります。