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もしかしてコレって、痔…?! 人に知られずなんとかするには、あのお薬が効果的!

人に話し辛い、相談しにくい疾患は色々あると思いますが、特に「痔」の症状に関しては、多くの方がそう思っているようです。しかしながら、実際予想以上に多くの方が悩んでいる症状でもある痔。どんな医薬品をおススメするのがベターなんでしょうか?

痔にはどんな種類があるの?

ドラッグストアに痔の薬を購入しに来られる方は、大変話しにくそうにされることがほとんどで、世間的に痔を恥ずかしいものだと思っている方は案外多いよう…。しかし実際痔の悩みを抱えている方は大変多く、各メーカーからさまざまなお薬が発売され続けています。

痔の代表的な症状には、いぼ痔=痔核、切れ痔=裂肛、痔瘻(じろう)の3つの種類があり、いぼ痔は内痔核と外痔核に分けられています。痔瘻に至っては治療のためには手術が必要なので、必ず病院での受診を促しましょう。その他の症状も、初期であれば一般医薬品での改善が見込めますが、重症になると病院での処置が必要になる場合もあるので注意しましょう。

薬も色々、それぞれの長所とは?

では初期のいぼ痔、切れ痔に使えるお薬について見てみましょう。基本的には種類は3つに分かれ、坐剤タイプ、クリームor軟膏タイプ、注入軟膏タイプとなっており、有効成分として痔による出血、痛み、かゆみ、腫れなどを抑えるものが、どのタイプにも配合されています。

使い分けは、基本的に肛門外のいぼ痔・切れ痔には塗り薬、肛門内のいぼ痔には坐剤、全症状に使えるのが注入軟膏というのが定番。塗り薬を手で直接患部に塗るのがイヤという方には、押し出して使える注入軟膏は大変オススメで、手が汚れずに済みます。

繰り返さないために出来る予防策

なんとか医薬品を使い治ったと思っても、また気づいたらできてしまっているのが痔の怖いところ。一度なってしまうと繰り返し発症することも大変多いため、薬だけではなく、日常生活内での予防策が必須になってきます。

特に便秘気味・下痢気味の人が発症しやすいため、食生活の改善や、睡眠時間の確保、ストレスフリーに努めるのはもちろんのこと、しっかりと毎日入浴し、肛門やおしりの血行循環を良くすることが、かなりの予防策になります。特に痔を発症している期間は、シャワーだけではなく入浴することを心がけるようアドバイスしましょう。

痔のように、人に相談しにくいような症状を抱えているお客様は、人知れず悩んだ上でドラッグストアに来られています。このようなケースでは、お薬の細やかな説明はもちろん、入浴等のアドバイスをすることで、大変喜んで頂けるので、プラスαの知識をどんどん接客内に活かせるようにしていきましょう。

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