登録販売者試験の勉強法

登録販売者試験だけでなく、資格試験の勉強法は独学や通信講座の受講が一般的でしょうか。少し調べてみると、登録販売者試験対策としてもいくつか通信講座がありますよね。

どちらにおいてもメリット、デメリットはありますが、登録販売者試験では独学で合格する人も少なくありません。それでも自分は独学で大丈夫なの？と不安に思っている方が多いと思います。

それでは、どのような人が独学に向いているのか、いくつかお伝えしていきます。

独学がオススメなのはこんな人

まずは、「自分で学習計画を立てられる人」は独学がオススメです。

これまでに資格勉強を独学でやったことがある方ならわかるかもしれませんが、きちんと計画を立てて、それをこなしていくというのは決して簡単なことではありません。

ですが、登録販売者になるぞ！という確固たる決意があれば、独学に挑戦する選択もありだと思います。登録販売者になった自分を想像して勉強に対するモチベーションを向上させて、まずは計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。

「費用をあまりかけたくない人」も独学をオススメします。

当たり前と言えばそうなのですが、通信講座には結構な費用がかかります。その分、テキストや勉強法に関するサポートはもちろん、講座によっては就職サポートもあります。その費用は講座によってバラつきがありますが、約5万円程度かかるものも。

一方、独学ではテキストや過去問題集を購入するだけなので、かなり高く見積もっても1万円程度と言えます。その差が高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれですが、独学と通信講座にかかる費用には決して小さくはない差があるのは確かです。

また、「自分で調べものをするのが得意な人」も独学がオススメです。

勉強をしていく中で、テキストを読むだけでは理解できない範囲が出てくることもあるはずです。そんな時はインターネットで少し調べるだけで、簡単に解説サイトや動画を見つけることができたりします。

自分の知りたいことを様々な方法を活用して探し出すことができる方は、独学でも問題ないと言えるのではないでしょうか。

独学での勉強方法１

独学で頑張る！と決めた場合、その勉強方法はどうしますか？

独学で勉強するとなると、まずテキストをじっくり読み込み、読み終わってから問題集を始める方が多いのではないでしょうか。決してこの方法が間違っているわけではありませんが、学生時代とは違って忙しい社会人の方だと特に、できる限り効率的に勉強していきたいものです。

そこで独学の勉強方法のポイントをお伝えします。

それは「最初はテキストをざっくり読んで全体像をつかむ」こと。いきなりテキストを読み込んでも、なかなか理解は深まりません。

特に今まで勉強したことのない分野であればなおさら。最初は深く理解するのではなく、テキストの見出しを確認して、勉強しなければいけない項目を把握し、全体像を掴みましょう。

その後はテキスト1章だけをじっくり読み込む → 同じ範囲の問題集（もしくは過去問）に取り組む、といった繰り返しをオススメします。

新しい知識を定着させるには、人間の脳の仕組みからしても「短期間のうちに何度も繰り返す」ことが重要です。テキストを読むインプット作業と、問題演習のアウトプット作業を繰り返すことで、効率的に覚えていくことができます。

独学での勉強方法２

テキストを読むのは最初のページから！と思い込んでいませんか？

決してそんなルールはありません。

最初にテキストの見出しを確認した時に、取り掛かりやすそうかな？と感じたところからでも大丈夫です。

お互いに関連している内容同士だと順番に読んでいく方がもちろん良いのですが、登録販売者試験で言えば特に「第3章 主な医薬品とその作用」の中は、気になった範囲から取り掛かることでも問題ありません。

「Ⅰ 精神神経に作用する薬」は試験にも頻出する重要な範囲ではありますが、内容は複雑なものも多いので、苦手だと感じる方も少なくありません。その場合は「Ⅱ 呼吸器官に作用する薬」や「Ⅲ 胃腸に作用する薬」から勉強を始めてもよいでしょう。