健康について興味・関心がある人

そもそも登録販売者は医薬品の専門家で、その仕事の先に（トル）は人々の健康増進に役立つことにつながっています。

そのため健康について興味、関心を持てる人に向いていると言えます。

人の体の構造や疾病等に興味がなければ、特に登録販売者試験の勉強をするのはツラいと感じるかもしれません。

薬を使用したら「なぜそのような反応をするのだろう？」「なぜこの副作用が出やすいのだろう？」、薬を選ぶ際には「なぜこっちの薬が良いのだろう？」「なにが違うのだろう？」といった好奇心を持ち続けることが、知識を習得するきっかけになります。

また、傍から見て不健康そうな人から医薬品や生活習慣について様々な提案をされても、説得力に欠けるかもしれません。自分自身が健康であることも非常に重要ではないでしょうか。

勉強し続けることができる人

登録販売者には医薬品の専門知識が必要不可欠です。登録販売者試験に合格するための知識量は、1週間どころでは太刀打ちできないほどあります。

人の体の構造から薬が薬効を示す仕組み、医薬品に関する法規制まで、様々なことを覚えなければいけません。勉強し続けて、まずは登録販売者試験に合格してからがスタートなのです。

また、登録販売者試験に合格すればそれで終わり、というわけにはいかないのがポイントです。医薬品や疾患に関する情報は日々アップデートされていますし、登録販売者の主な仕事場であるドラッグストアにも多くの新商品が増えていきます。

そのような膨大な情報の中から正しい最新情報をキャッチアップしていくには、自ら学ぼうとする姿勢が非常に大切です。

医薬品の専門家として向上心を持つことは、お客様や周りの同僚からも信頼を厚くすることにもつながるはずです。

責任感がある人

お客様が薬を購入しようとした際に、適切な情報やアドバイスを届けるのが登録販売者としての務めです。これはとても責任の重い仕事だとも言えます。

医薬品の知識を活かして、人々の「薬に関する困った」を助けるために、物事に対して責任を持って取り組むことができる人が、登録販売者には向いているのではないでしょうか。

相手の話をきちんと聞くことができる人

登録販売者として接するお客様として、老若男女問わず様々な方がいらっしゃいます。相手にとって最も適切な医薬品を提案しようと思ったら、その症状や合併症と言った情報、そもそもどんなことで今困っているのか、何を希望されているのかなどを相手から聞き出さなくてはいけません。

誠実に聞こうとするその姿勢は、登録販売者として求められる資質と言えるでしょう。そういった会話の中で、自身が提案した商品でお客様の健康に役立つことができたら、登録販売者としてやりがいを感じるに違いありません。

親身になってお客様に提案できる人

例えば「風邪をひいた」といって来店された方に薬を提案するにしても、そのお客様の症状によって選ぶ薬が異なります。

同じ「咳に効く風邪薬」であっても、その薬の剤型が違えば服用のしやすさが異なりますので、どちらが目の前のお客様に適しているのかを考えなくてはいけません。

もしかしたら、お客様が訴えるその症状は風邪ではなく、別の疾患の症状である可能性もあるのです。

より一層目の前のお客様のことを考えて、薬の提案や様々なアドバイスができる人こそ、登録販売者に適していると言えるでしょう。

登録販売者に向いていない人

ここまで述べたように、医薬品を介してお客様のお困りごとに係わる登録販売者は、医薬品の専門知識があることは大前提として、人とのコミュニケーション能力も重要でしょう。

そもそも人と係わることが苦手な人や、他人に関心がない人には難易度の高い仕事だと感じられるのではないでしょうか。

ドラッグストアにおいては医薬品の専門知識の活用だけでなく、発注作業やレジ打ち、品出しといった、通常の店舗スタッフとしての業務も努め務めなければなりません。

そういった業務はちょっと…と思ってしまう方は、いくら医薬品の専門家になりたい！と思っても、登録販売者として働くのは向いていないかもしれません。