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水仕事やお風呂の度に痛むヒリヒリ傷…そんな時の解決策は？

創傷系のコーナーを見てみると、絆創膏を初め、消毒薬、ガーゼ、包帯など様々な商品が陳列されています。ドラッグストアの中でも回転の早いカテゴリーである創傷系コーナーは、お客様が立ち止まることも多い場所。その中で今回はよくある相談の一つ“傷への防水対応”について見てみましょう。

ヒリヒリと痛むスリ傷・切り傷…初期処置として正しいのは何？

子供に限らず、日々生活していると、どうしても出来てしまうスリ傷・切り傷。『料理中に、ついつい包丁で…』と来られる主婦の方も少なくありません。傷の大きさによって出血量なども大きく変わってきますが、中にはパックリ傷口が開いてしまっている場合もあり、病院での縫合が必要なことも。

傷の程度を確認し、大抵の場合は初期処置として止血、消毒をしっかりと行えば自然治癒していきます。この初期段階の消毒を怠ると、患部が赤く腫れたり、最悪の場合化膿することもあり、確実な消毒を第一に促さなければなりません。

どうしても欠かせない水仕事・お風呂そんな時の役立ちアイテムとは？

患部を消毒し、次なる問題となってくるのは避けて通れない水仕事やお風呂・プールなどでの患部保護。防水加工をうたっている絆創膏などを購入されるお客様は大変多いですが、実際十分な防水効果をもつものは少なく、長時間水に触れると剥がれてしまうものがほとんどです。

そこで覚えておきたいのが、『防水透明フィルム』と『液体絆創膏』。患部が大きい場合は、ガーゼなどの上から貼れる透明フィルムが完全に水を弾く優れもので、小さな切り傷などであれば液体絆創膏で患部を固めると完全に防水してくれます。

覚えておきたい湿潤療法のアレコレ

雑菌の多い水に患部が直接触れるのを防ぐことで、治癒も早まり、またメインである傷口の痛みも防げます。ここで一つ覚えておきたい療法の一つが『湿潤療法』で、以前は創傷部を乾燥させなければならないとされていたものの、比較的最近になって正反対の“湿潤状態にすること”が良いとされはじめました。

この湿潤療法の代表商品としては、J&Jのキズパワーパッド。通常の3倍のスピードで傷が治癒するという人気商品で、どんなドラッグストアでも見つけることができます。この湿潤療法を用いた商品は、患部にかなりの粘着力があり、同時に防水効果も得られるので一石二鳥。靴ずれなどにもオススメです。

ただし、キズパワーパッドの使用説明書にもありますが、湿潤療法の場合は消毒薬は使わず、流水でよく傷口を洗ってから創傷被覆材を使用します。水道水で異物やバイ菌を十分に洗い流し、消毒液・ヨードチンキなどの消毒剤を使用した場合は、水道水で洗い流してから、キズパワーパッドを使用してください。使用説明書をよく読んでご利用ください。

（教えて！　キズパワーパッド　http://www.band-aid.jp/kizupowerpad/qa/qa03.html）

スリ傷・切り傷は完治する前にかゆみが伴うことが多く、そのままかさぶたをとってしまうケースも多々！　その場合、傷跡が残ってしまうこともあるなど、小まめなアドバイスを行うことで、お客様に確実な信頼感・安心感を与えます。商品知識をしっかり身につけて、正確な対応を目指しましょう！