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我慢できない歯の痛み!! ドラッグストアで対応できる商品のアレコレ

痛みの中には我慢できるものもあれば、そうでないものもあります。後者の代表に挙げられるのが、いわゆる“歯痛”。アメリカであった過去の一例として、夜中に歯が痛すぎて自分の歯をピストルで撃ってしまったなんて実例もあるくらい耐えがたいものですよね。ドラッグストアでは、一体どんな対応ができるのか見てみましょう。

歯痛に効果が期待できる鎮痛薬とは?

歯痛のレベルにもよりけりですが、週末などどうしても歯医者に行けない場合、ドラッグストアに駆け込まれる方もおられます。軽く痛む程度ならば、一般的な鎮痛薬で対処できますが、大抵来店される方は強烈な痛みを訴えられることがほとんど。

第一類医薬品の取り扱いがある場合、薬剤師の指示のもとロキソニンを処方するか、第二類医薬品のイソプロピルアンチピリン系が必須になります。また歯に直接塗る鎮痛薬である『今治水』もオススメ。いずれにせよ一時的な痛み緩和処置になので、長時間の効果は望めません。

患部の痛みを和らげるチョットしたコツ

虫歯や親知らずが原因でひどい歯痛がある場合、顔自体にも腫れが見られることがあります。神経が冒されることで痛みが生じている為、鎮痛薬などの服用と共に、顔の外側から患部を冷却すると痛みがさらに緩和され、また横になる際は痛む患部側を下にしないことで、血流が患部に集中せず痛みを軽減してくれます。また効果があるない別にして、手の甲にある痛み緩和のツボを刺激するという方法も!

応急処置としてできることは全て試したいという方に是非アドバイスしてみましょう。

歯痛をほっておくと恐ろしいことに…

歯医者が好きな方はほとんどいないと思いますが、歯痛は間違いなく歯からのSOS。怪我などとは違い、一度歯を失うともう新しい歯は生えてこず、一日でも早い処置が歯の命を救います。

中には歯医者嫌いを理由に、日常的に鎮痛薬を服用している方もいらっしゃるので、歯痛を訴えられる方にはまず「もう歯医者の予約は取られましたか?」と尋ね、受診を促しましょう。歯を蝕む細菌は、神経を伝い脳まで到達する可能性もあるので、軽視せずしっかりとお客様の健康を考えたアドバイスを行いましょう。

歯痛など、ドラッグストアでは応急処置しかできない症状は、手遅れになる前に病院へ行かなければなりません。病院嫌いを訴えられるお客様はドラッグストアに多数来られますが、しっかりと症状、また“応急処置”であることを説明し、受診を促しましょう。

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