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登録販売者ドタバタ劇場

市販薬とあなどるべからず!副作用はどんな薬にもあります

副作用と聞いて、あまりいいイメージを持っている人はいないのではないでしょうか?副作用は、薬を使用した際に何らかの形で自分に悪い影響を与えるものが多いからです。ですが、副作用のない薬が世の中にあったらいいなって思ったことはありませんか?

副作用とは?

薬には主作用と副作用という二つの作用があります。主作用は、その薬の効能効果にあたる部分で、病気を治したり、その病気の症状を緩和させる作用です。これは、どのような薬にも必ず一つ以上あるはずの作用です。そして、副作用というのは、効能効果と関係のない部分であり、その薬を服用することで起こる本来起こるべき作用とは他の作用のことを副作用と呼んでいます。

副作用にはさまざまなものがあり、日常生活に支障のない程度のものから、最悪の場合には死に至るものまで幅広く存在します。

例をあげると、抗アレルギー薬を服用して鼻水が止まったという「鼻水が止まった作用」が主作用。これによって眠くなってしまったという「眠くなった作用」が副作用ということになります。

副作用はいつ起こる?

薬を服用した後、副作用というのはいつ起こるものなのでしょうか。

副作用には、本当にたくさんの症状があって、現在服用している薬の副作用をすべて把握するのは困難です。そのため明確にいつということはできません。

薬のアレルギーがある場合に、アナフィラキシーショックのような副作用であれば、服用からすぐに出ることが多いですが、そのような即時型のアレルギー反応以外にも、数時間後、数日後にアレルギーが起こることもあるので注意が必要です。

副作用が起こらない薬はないの?

こんなに人々を困らせている副作用、起こさない薬はないのだろうかと思っている方も多いはずです。ですが、残念ながら副作用がない薬というものは存在しません。漢方薬のように作用が緩徐であっても、副作用というのは少なくなりますが必ずあります。

重篤な副作用にはもちろん気を付けなければなりませんが、必ず現れるわけではありません。そのため、副作用を怖がって使用するべき薬を使用しないということはやめましょう。

逆に軽度な副作用、例えば眠気のような副作用の場合、その副作用が命に関わるということはありませんが、車の運転をする人や危険な機械作業があったり、高所での作業がある人に眠気の副作用がて出てしまった場合には事故などが起こる危険性があるため、服用時間などに注意する必要があります。

服用方法、注意事項、副作用は、専門家として登録販売者が説明をしてあげなければいけない部分です。どんなに効き目が緩やかな薬だとしても、副作用が出ないとは絶対に言い切れない、そのため登録販売者として、そのことを頭に入れておくことが大切です。

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