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口内炎ができたときの食生活と栄養
口内炎の原因と受診勧奨
口内炎は口の中を過って噛んでしまったり、熱いものを食べたりするなど物理的な刺激がきっかけとなることが多く、できた傷に細菌やウイルスが感染し腫れてしまいます。
免疫力が落ちていると感染しやすいため、体調不良も大きな原因の1つ。特に、体力が落ちている時にビタミンB群が不足しているといっそう出来やすくなります。風邪をひく前には必ず口内炎ができる、という人もいるのではないでしょうか?
また、通常出来やすい口内炎はアフタ性口内炎と呼ばれるものですが、ヘルペスウイルスに感染した場合や抗ガン剤治療の副作用でもひどい口内炎ができることがあります。そのような可能性があるお客様には受診をすすめ、医師の指示に従うよう話しましょう。
口内炎の治りを早くする食品とサプリメント
先ほど述べたように、口内炎はビタミンB群の不足によって起きやすくなります。ですので、日々の食事にビタミンB群を多く含む食品であるサバ、カツオ、マグロなどの魚やレバーなどを取り入れたり、特に口内炎がひどい時にはビタミンB群のサプリメントやチョコラBBのような医薬品を使用したりしても良いでしょう。
また、ビタミンB群に限定したものではなく、さまざまな種類のビタミンが含まれたマルチビタミンを使用してもかまいません。
しかし、ビタミンB群は水溶性のビタミンですので、1度にたくさん摂取したとしても過剰分は尿とともに排泄されてしまいます。食事、サプリメントなど摂取元を問わず、適量を継続的に取り入れるようにしましょう。
食生活やサプリメントで補助しきれない、一刻も早く治さなければならない事情があるという相談を受けた場合は、ステロイド入りの患部に直接貼る、もしくは塗る医薬品をおすすめします。ステロイドの入っていないものに比べて格段に治りは速くなるはずです。
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