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現場で役立つ季節の健康ネタ

2016年3月から「カバくん」ではなくなってしまったのです~イソジンうがい~

2016年の3月、明治グループが長年取得していたイソジン製剤の製造販売権がムンディファーマ株式会社へ移管されることを受け、「明治イソジンうがい薬」が「明治うがい薬」に生まれ変わりました。

「イソジン」から「明治うがい薬」に名前変更

★50年以上にわたる普及実績と知見により「明治うがい薬」新発売(株式会社明治)
https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2015/detail/20151209_01.html

と言いましても、成分やパッケージなどに変更はなく、ただ「イソジン」の表記が取れる、ということです。明治の製品のほうには「カバくん」のキャラも引き続き使用されます。

また、イソジンブランドのうがい薬のほうはムンディファーマ株式会社が日本国内における独占的な販売提携契約を締結。塩野義製薬のコンシューマーヘルス事業を行う新会社「シオノギヘルスケア」が国内における販売・流通を開始しました。

明治は「カバくん」・シオノギヘルスケアは「イソくん」

新しい塩野義製薬発売のイソジンうがい薬は、発売当初カバのキャラクターが採用されたのですが、さすがに似すぎているということで、現在はイヌのキャラクター・パッケージになっています。

★イソジン スペシャルサイト
http://www.isodine.jp/

薬効成分を把握しておこう

「イソジンうがい薬」という名前で、販売・流通は塩野義製薬という商品と、お馴染みのカバくんのキャラクターが使われている「明治うがい薬」が店頭の棚に並ぶ状況となってから、もう少しで1年になろうとしています。

どちらの薬効成分もポビドンヨードという殺菌剤です。名前のとおり、ヨウ素を含むため、使用上の注意には「甲状腺機能に異常のある患者」への慎重投与が記されています。なお、「ヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者」には禁忌とされていますので、うがい薬といえども厳重な注意が必要です。

お客さまがご自分でお手に取られて持ってこられる時はともかく「イソジンください」「うがい薬ください」と尋ねられた時は対応に少し困りそうですね。店頭で商品を扱っている登録販売者のみなさん、ご対応ややこしいかと思いますが、お客さまへのご説明にはご注意くださいね!

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