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覚えていますか?サプリのおすすめにも使えるBMIの計算方法

健康志向の中、多くの方がダイエットに励んでいます。ドラッグストアにはダイエット用品やサプリメントも販売されていますので、体重について相談を受けることがありますよね。そんな時アドバイスをするにもとても便利な指標がBMI。電卓さえあれば簡単に計算できますので、ぜひ計算方法を覚えておきましょう。

そもそもBMIとはどんなもの?

BMI (Body Mass Index) とは体格指数とよばれ、肥満ややせの程度を知るためのものです。標準体型を22とし、これより値が高くなればなるほど肥満度が高く、逆に低くなればなるほどやせていると判断されます。日頃から自分や家族の健康や体型に気を使っている方にとっては、体重とほとんど変わらないほど身近なものかもしれませんね。

また、最近の体重計は身長をあらかじめ入力しておくことで、計測のたびにBMIも表示してくれるものが増えました。身長と体重だけ分かれば計算できるので、さまざまな場所で使われています。

意外と簡単なBMIの計算方法

体重計が表示してくれるBMIや、健康診断の結果だけを見ているとBMIの計算は難しそうと感じる人もいます。しかしBMIの算出方法はとても簡単。

BMI = 体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m)で求められます。
たとえば身長165 cm、体重61 kgの人がいるとすれば
BMI = 61 ÷ 1.65 ÷ 1.65 で、22.4になります。

ここで重要なのが身長の単位。日常生活では165 cmなど身長のことはcmで表しますよね?しかしBMIの計算のときはm(メートル)を使いますので1.65とするのです。この点だけ気をつければ性別や年齢、他の検査値などが分からなくても計算することができるのです。

算出したBMIの判断

それでは計算して出てきた値をどう判断したら良いのでしょうか?
WHO (世界保健機関)が定めた判定基準によると18.5より低い場合がやせすぎ、18.5以上~25未満が普通、25以上30未満が肥満1度、30以上35未満が肥満2度、35以上40未満が肥満3度、40以上が肥満4度となります。

とはいえ通常はそれほど正確な判断を求められるわけではありませんので、18.5~25が普通、それ以下がやせすぎ、それ以上が肥満と覚えておけば良いでしょう。普通の中でも基準値の22は、最も健康的で病気にかかりにくいとされています。ダイエットをしたいお客様から相談を受けたら、22に近づけるようアドバイスをしてみましょう。

ただ若い女性は特にやせ願望が強く、BMIが22というとかなり太っていると感じてしまうようです。芸能人やモデルが時折体重やBMIを公開する影響が大きいのですが、健康を損なってしまう可能性が高くなりますので少なくとも19を割るようなダイエットはおすすめしない方が良いでしょう。

やせたい、というお客様に比べて太りたいというお客様は圧倒的に少なくなりますが、BMIはどちらのお客様の相談にも対応することができます。数値で自分の体型を評価できると目標が立てやすいですよね。小さな電卓を持ち歩き、相談を受けたら計算しアドバイスをするという方法も効果的ですのでぜひ計算方法を覚えておいてくださいね。

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