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胃薬を使うときに、気をつけるべき飲食物

なんだか今日は胃の調子が悪い、ご飯を食べてから胸焼けも辛い、そんな時に胃薬に頼ってしまうことは、よくあることです。胃薬を飲むとき、あまりに体調が良くない場合にはついつい近くにある飲み物で飲んでしまうこともあるかもしれません。でも、胃薬を飲むとき気をつけるべき飲み物があるのです。

薬は基本的に水で飲む

どんな薬を服用するときでも、薬は基本的にお水で飲むものです。これは胃薬に限ったことではありません。
ですが、その場に水がなかったりすると、その辺にある飲み物で飲んでしまうことがあるかもしれません。もちろん、薬を水で服用しないのはよくないことです。水以外の飲み物で服用してしまうと、薬の効果に影響してしまう可能性がありますので、水で飲むように心がけましょう。

薬を飲むときに気を付ける飲食物は?

どうしても近くに水がなかった場合もあるとは思いますが、薬を服用した場合、すぐに飲むのは避けるべき飲料というのがあります。特に胃酸を抑えるために制酸薬を使用した場合です。それは炭酸飲料です。
普段薬を飲むときには気を付けているかもしれませんが、胸やけや胃もたれのときに制酸薬を使用している場面を思い浮かべてください。飲み会などの後が多くはありませんか?その際には炭酸の入ったアルコールなどを飲んでいる場合があります。

炭酸飲料がお腹の中で制酸薬と一緒になった場合、炭酸飲料に含まれている炭酸の中和に制酸薬が効果を発揮してしまって、肝心な胃酸を抑えたいという効果が減弱してしまう可能性があるため注意が必要です。

胃の調子を整えるために

胃薬を使用するということは、胃や腸の調子が悪いということです。症状を軽減するために薬に頼ることも時には必要ですが、長期の連用は良いものではありません。
まず、消化に悪いものを食べないようにすることが大切です。
また、薬を使うことになった場合、薬の種類によっては飲むタイミングにも注意すると良いでしょう。主に制酸薬、粘膜保護薬、胃酸分泌抑制薬と呼ばれる薬は、胃内容物の刺激によって促進される胃液分泌からの胃粘膜保護を目的としている薬です。そのため、胃内容物の刺激がない状態のとき、つまり食前、食間、就寝前に飲むのが良いとされています。

胃のコンディションは、普段の食生活の乱れ、普段の不規則な生活習慣などのストレスによってあっという間に悪化してしまいます。社会人にもなるとどうしても薬に頼る方も多いですが、そのようなご相談を受けたときに必要な薬をお客さまに提供できるような登録販売者を目指しましょう。

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