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乾燥の季節到来。乾燥対策をしない場合のデメリット!
そもそも「乾燥」している状態ってどれくらいの湿度?
一般的に湿度が40%以下になってしまうと「空気が乾燥している」と判断されることが多いです。東京都の平均湿度は約50%ですが、冬はより湿度が下がります。
地域によってはさらに湿度が下がる場合もあるでしょう。しかし、乾燥しているからといって過度に湿度を上げすぎてしまうと逆にカビやダニが発生しやすくなってしまうため40〜60%に留めることが大切になってきます。
自分の部屋の湿度ってどれくらい?
乾燥の対策をするに当たって、まずはご自身の部屋の湿度が現在どれくらいなのかを把握することが大切になってきます。
どの程度の対策で十分なのかを把握出来れば、高価な加湿器を購入する必要はなくなると思います。簡易的な湿度計でも良いので、何もしない状態と何か対策をした時の湿度を比べてみましょう。
変化がわかるとモチベーションアップにもなりますし、1年を通して確認ができるため生活の質も上がるでしょう。
店舗でできる事としては、乾燥グッズの横に湿度計を置いて乾燥対策の重要さをご案内するのも良いと思います。
空気が乾燥していると何が悪いのか
部屋の空気が乾燥していると人体に対して様々な悪影響があります。
具体的には
- ウイルス、細菌感染が蔓延する
- 喉や鼻の粘膜を傷つける
- 肌が乾燥し荒れる
- 髪の毛が乾燥し広がりやすくなる
- 脱水症状
などが挙げられます。
最近はコロナウイルスの影響で毎日マスクをしているため、喉の乾燥を感じない方も多いかもしれません。さらに冬は汗をかかない分、夏ほど水分を取ろうとしないことが多いです。そのため、気付かないうちに脱水になる方がとても多いのです。
また湿度が40%以下になってしまうとウイルスが活発になったり、乾燥によって傷ついた粘膜から細菌感染が起こりやすくなってしまいます。その為インフルエンザや風邪が流行しやすく、きちんとした対策が必要になります。
乾燥対策のアドバイスはどうしたら良い?
対策として1番にあげられるのは、部屋全体を加湿してくれるような加湿器を部屋ごとに設置することです。
しかし、なかなか置くことができないご家庭も多いかと思いますし、なによりドラッグストアで「こちらの加湿器は最高です」などと加湿器を売る場所は少ないでしょう。ただし、ちいさなドラッグストアでも乾燥対策グッズ(マスクやハンドクリームなど)と一緒に小さな簡易加湿器などを販売しても良いと思います(上長に相談しましょう)。
また、最近は家電量販店の中にも医薬品コーナーがある場合がありますが、その場合は加湿器の宣伝も可能だと思います。
加湿器以外で部屋の加湿対策について相談された場合は「洗濯物を部屋干しにしたり、濡れたタオルをかけておくだけで変わってくる」とアドバイスしても良いと思います。
また、暖房をつけることでより空気が乾燥してしまうため暖房をつけ過ぎない、あるいは電気ヒーターにすることで空気の湿度低下を緩和することもできます。
そして、登録販売者として忘れてはいけないのは「規則正しい生活、食事に加えていつもよりこまめに水分補給をするようにすること」をアドバイスすることです。
お店でお客様に聞かれたら何を紹介すればいい?
薬以外の話ですが、先ほどの話にもあった「洗濯物を部屋干しする」場合は洗濯物に嫌な匂いが付くことがあります。その時に部屋干し用の洗剤や柔軟剤をオススメしたり、簡易加湿器があればそれを一緒にオススメしても良いかと思います。
また、暖房を出来る限りつけなくても快適に生活出来るよう、使い捨てカイロ系や入浴剤など体を温めるグッズをオススメしても喜んで頂けると思います。
さらにウイルス対策としては、除菌関係の商品をご紹介するのも1つの案となり、ご年配の方や赤ちゃんがいるご家庭は、脱水症対策として経口補水液を常備して頂いても良いでしょう。
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