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現場で役立つ季節の健康ネタ

花粉症の方は、フルーツにも注意が必要かも!? ~花粉症と口腔アレルギー~

さて、ドラッグストアなどではアレグラやアレジオンなど花粉症のお薬やマスク、目薬などが、店頭の一番いい場所を占拠している時期ですね。沢山の種類がありどれが良いのか迷ってしまいますが、実は事前からの対策が必要。また、花粉と果物の合併アレルギーもあるそうです。

花粉症対策はいつから?

3月になると、花粉症の季節がやってきてしまった!と思うわけですが、実際は本当に対策をしなければならない重度の花粉症の方の場合、数ヶ月前から対応を始めていらっしゃったりしますよね。抗ヒスタミン剤などは、シーズンの2週間程度前から飲んでおいたほうが症状が抑えられやすくなると言われています。

特に最近になって身近になってきた舌下免疫療法などは、効果が出るまでに3ヶ月以上かかるそうで、今から始めても今年の花粉の時期には間に合わず、来年のためということになるそうです。

花粉+果物にも注意が必要

現在ではすでに全国民の25%がなんらかの花粉症の症状に悩まされてるという数字もあり、花粉症による経済効果も経済損失もものすごい規模になっています。

花粉症にはビタミンCがいいということでよくフルーツなどが薦められているのを見かけるのですが、花粉+果物の場合には実は口腔アレルギーに注意が必要です。花粉症の方の10~20人に1人が発症するといわれているのです。

口腔内で刺激を感じたら要注意

先日もキウイが薦められているのをお店で見かけたのですが、特に緑のキウイはアレルギー症状を持っている人間には要注意な果物です。口に入れた時に舌や口腔内にぴりぴりするような刺激を感じたら、食べるのをやめてようすを見られるほうがいいでしょう。

特にこの時期からのスギ・ヒノキ花粉にアレルギーを持つ方には、トマトが要注意です。北海道などでみられるシラカバを原因とする花粉症の症状がある方は、バラ科の果物に注意してください。(リンゴ、桃、サクランボ、イチゴなど)イチゴ、リンゴ、パイナップル、さくらんぼ、メロンなどは原因となる果物に上げられています。

アレルギー症状はそれぞれ原因や体質が異なるために画一的には判断しにくいですが、口に入れた時に刺激があり、いつもと違うなと思ったら、やはり一旦ようすを見るようにしてくださいね。

ちなみに、生の果物にはアレルギーを起こしても、火を通せば大丈夫ということも多いようです。アレルギー症状は人それぞれで、また、急にひどくなったりすることもあって、本当にやっかいです。しっかりとマスクや帽子、メガネ等で外的防御をし、医薬品を適切に使い、食生活や睡眠にも注意を払って、つらい季節を乗り越えましょう!

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