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登録販売者ドタバタ劇場

突然くしゃみ/鼻水が止まらない!! こんな時はどうするべき?!

あるある相談シリーズとして、ダントツに多いのはやはり“鼻水”もしくは“咳”が止まらないというご相談。寒くなってくると特に前者の鼻水・くしゃみが止まらないというケースが多発します。こんな時はどんな対処法があるのでしょうか?

くしゃみ・鼻水が止まらない原因とは?

いきなりのタイミングで始まってしまうズルズル鼻水。多くの方が経験したことがあると思いますが、その原因は多岐に渡ります。一般的には風邪に起因することが多いですが、その他急性鼻炎、アレルギー反応など、鼻の粘膜が異物を察知し排出する為に起こる反応ですので、一概に風邪薬を服用すればいいという訳ではなく、症状からの判断が必要となってきます。

止まらない鼻水をなんとかしたいと、鼻を真っ赤にしてこられるお客様には、どのようなチョイスが良いのでしょうか?

仕事中・勉強中・運転中は要注意!

実際にドラッグストアに駆け込んでこられる方の多くは、サラリーマンや学生など仕事中・勉強中なのに鼻水で困っているというケース。この場合、注意しなければならないのが、一般的な鼻炎薬の“眠気を伴う”という副作用です。

過去には鼻炎薬等の抗ヒスタミン剤を使ったことによる交通事故の例などもあり、特に運転をされる場合には服用は厳禁!「じゃあ何を使えばいいの?」となった時にオススメなのが点鼻薬です。点鼻薬は眠気などの副作用が比較的少なく(個人差あり)、患部に直接効果が発揮されるので即効性が期待できます。

抗ヒスタミン薬を使うタイミングとは?

登録販売者の試験勉強でしっかり学習されたであろう抗ヒスタミン薬は、ご存知の通り副交感神経に働きかけて作用します。鼻水・くしゃみを鎮める効果が期待できる服用タイプの鼻炎薬の主成分にはこの抗ヒスタミン成分が配合されている場合が多く、副作用として眠気はもちろん、ひどい喉の渇きがでるケースがあったりと、服用に注意が必要です。

しかしながらタイミング次第で、その効果を十分に発揮できるのも事実。オススメは仕事終わりの夕食後! 薬の副作用である眠気も就寝前であれば問題なく、むしろ夜ぐっすりと眠ることができます。

今回ご紹介した点鼻薬・鼻炎薬の他に、漢方の小青竜湯や、飴タイプの鼻炎ドロップや鼻炎フィルムなど数々の種類が出ているので、お客様の症状に応じた臨機応変なチョイスが必要とされます。内容成分を確認した上で、副作用の情報も前もって説明しておくと安心して使用していただけますので、お忘れなく!

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