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ものもらい、結膜炎…。たくさん商品はあるけれど、どれがいいの?

目がかゆくて、こすっていたら知らない間に目が真っ赤。または朝、目が覚めたら大きな“ものもらい”ができていたなど、目は雑菌などにかなり敏感で、初期段階での対応が重要になってきます。一体どんなものをオススメすればいいのでしょうか?

ものもらい、結膜炎の主な原因とは?

皆さんもよく聞く“ものもらい”は、目ばちこや・目イボなどとも呼ばれ、瞼にある脂や汗を出す腺に、黄色ブドウ球菌が感染して起こる急性化膿性炎症のことを指します。

黄色ブドウ球菌は、通常化膿した傷に繁殖するのですが、のどや鼻、皮膚、手指、髪の毛などにも常在し、目にケガをした時や、カラダの抵抗力が落ちたときに目をこすったことにより、ものもらいができる場合もあります。

また結膜炎は、細菌やウィルスが目に感染し、白目の表面膜である結膜に炎症を起こす病気。白目の部分が真っ赤になって痒くて仕方ないというのは結膜炎の症状です。

抗菌目薬の効果は絶大!一刻も早く処置を

ドラッグストアにも、ものもらいや結膜炎の症状の方が多くいらっしゃいますが、ものもらいに関しては腫れが大きすぎるようなら、病院で切開しなければいけない場合もあります。あくまで状況に応じた適切な判断が必要なものの、抗菌目薬の効果は素晴らしく、まだ初期症状の段階では驚くほどの効果を発揮してくれます。

少しでも早く治療をすることが大切で、結膜炎の場合は二次感染を防ぐ為、浴室のタオルを共有しないなどのアドバイスも必須。ちなみにウィルスが原因の結膜炎には、病院での処方が必要になってくるので様子をしっかり見て通院も促しましょう。

たくさんある抗菌目薬、商品による違いは?

基本的には似たような成分が、どの抗菌目薬にも使用されており、主な成分は「スルファメトキサゾール」というサルファ剤です。ここに炎症を鎮める「グリチルリチン酸ニカリウム」や、かゆみを鎮める「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などの配合の違いはあれど、どの商品も基本的な内容はそう変わりません。

そこで注目したいのが、容器の形状です。1つの容器に10mlほどまとめて入っているものもあれば、1回ずつの使いきりタイプがあり、オススメはこの使いきりタイプ。衛生的かつ、使用期限ギリギリまで使えるメリットがあり、オススメするのにピッタリです。

抗菌目薬に限らず、ボトルタイプの目薬は開封後なるべく早く使わなければ、期待通りの効果が得られないため、使いきりタイプは大変オススメとなっており、結膜炎などの症状では雑菌の付着を防ぐ効果も見込めます。ものもらい・結膜炎には是非とも使い切りタイプをオススメしましょう!

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