登録販売者.com

ログイン 無料登録

現場で役立つ季節の健康ネタ

すでに夏日になるところも!薄着の季節ですね~ダイエットと筋肉~

薄着になる季節を前に「ダイエットしなきゃ!」という方は多いかもしれませんね。 では、ダイエットと言えば、まずなにをしなければいけないと思いますか? やはり運動とカロリー制限でしょうか?

短期間でマッチョな身体に!

最近よくテレビで見かけるのが「結果に○ミットする」というコピーで、2ヶ月間のビフォア⇒アフターのダイエット結果をCMで流しているスポーツクラブさんです。

ほんとに2ヶ月であんなに腹筋が割れたりするの???と眉にツバをつけて見ている方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。
あんまり劇的なので、CGなんじゃ?という意見もネットではあったりするそうです。

実際のところ、筋トレなどに詳しい方に聞いてみたり、そういう情報サイトを調べてみると、2ヶ月であの身体になるのは不可能ではないそうです。

ただし、人を選ぶのだとか。
大柄で太っている方のほうが、短期間でああなる可能性が高いのだそうです。
身体の大きな方は、もともとその体重を支えるために脂肪の下にそこそこの筋肉がついている方が多く、その場合は余計な体脂肪を落とすだけでそれなりにマッチョな感じに仕上がるのだとか。

また、過去に運動部だったり身体を鍛えていたりして、結構筋肉がついていたという下地がある方も、再び鍛えた時には一からやる人よりも筋肉量が戻りやすいのです。

憧れのシックスパック

筋肉をつけることと、脂肪を減らすことでは、圧倒的に後者のほうが短期間で可能なので、逆にものすごく細くて筋肉のない方を、2ヶ月で細マッチョに仕上げるのはとても難しいというか、ほとんど無理なんですって。

ちなみに、この夏どうしても腹筋を割ってみたい方、シックスパックを手に入れるために一番大事なことは、毎日のハードな腹筋運動よりも体脂肪を落とすことです。

というのも、日常的な運動をしてそれなりの体格をしてさえいれば、もともと腹直筋は人体の構造上それなりに割れているものであって、肝心なのはその腹直筋をいかに表に見せるかということになるからです。

個人差はありますが、男性ならば体脂肪15%以下、ばっきり割りたければ10%以下。女性ならば17%以下に絞らなければ、いくら実際に腹筋がついていても、皮下脂肪のカバーに隠れて割れているようには見えないということになるそうです。
確かに、どんなに筋肉がついていても、お相撲さんのお腹は割れていませんからね!

※ただし、女性の場合は男性と身体の構造が違います。体脂肪を下げ過ぎると生理不順他さまざまな不都合が身体に出てくる可能性がありますので、体脂肪17%以下などはとてもオススメできません。

健康的なダイエットで理想の身体に

とにかく、日本人は細め細めの体型が大好きで、そのためダイエットに取り組む方も多いのですが、ひたすら食べる量を減らして行うような筋肉を減らす減量・痩身はNGです。お菓子食べちゃったからごはんを抜く、なんていうのは最悪ですよ!

確かに一時は痩せるかもしれませんが、リバウンドするたびに筋肉が減り、脂肪ばかり身につきやすくなってしまうことも!
果てはサルコペニアも引きおこしかねません。

★筋肉は健康のバロメーター サルコペニアを知ろう(医学書院)
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02920_02

極端に痩せすぎるのも大問題なのです。
ダイエットに取り組む方は、ご自分の将来のためにも、不必要に筋肉を減らすことなく、きちんと正しい知識に則って適正体重を目指すことを心掛けてくださいね!

誰も彼もがマッチョを目指す必要はありませんが、必要な筋肉保持はとても大切です。 わざわざジムに通ったりバーベルを上げたりしなくても大丈夫です。家事などでしっかり身体を動かしたり、近いところなら車ではなく歩いて移動したりするだけでもずいぶん変わってきますので、日常的な運動を心掛けましょう!

arrow_drop_up