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現場で役立つ季節の健康ネタ

これもひとつの現代病?~肩こり~

海外の方に比べて、日本人には肩こりを訴えられる人が多いのだそうです。生活習慣や筋肉の付き方、骨格の問題などが関係するようですが、まったく肩がこらないといううらやましい方のほうが少数派なのには間違いないようです。寒い時には特に血管が収縮して血流が悪くなったり、衣服が重くなった分負担がかかったりして悪化しやすいとも言われます。

肩こりを和らげる方法とは?

肩こりも侮れず、ひどくなると頭痛や吐き気などを引きおこし、気分まで落ち込むという方もいます。日常的に悩まれている方が多いため、漢方薬、OTC、湿布薬などのお薬を初め、枕、ふとんやマットレス、ストレッチにマッサージなどなど、数限りない関連商品がありますね。

さて先日、たまたまドラッグストアの店頭で目に留まったOTCが、命名のユニークなことで有名な小林製薬の「コリホグス(第二類)」です。

http://www.kobayashi.co.jp/seihin/kori_h/

通常、肩こり用の飲み薬と言えば、消炎鎮痛剤系のものか、漢方薬が多いような印象ですが、これは筋肉弛緩成分「クロルゾキサゾン」を主成分となっています。

また、痛み止め成分「エテンザミド」も配合されています。肩がこる人は、こる部分の筋肉が緊張しているので、お薬でその緊張を和らげて血流をよくしようというものですね。

服用時の注意点

「クロルゾキサゾン」はベンゾオキサゾール系筋弛緩剤の一種で、副作用は比較的少ない部類なんだそうです。副作用は発疹やめまい、眠気、胃部不快感などで、特に肝障害や腎障害を持つ方、精神系のお薬や、鎮痛剤を常用されている方は服用する時に注意が必要です。

ただ、基本的にはどんな成分の肩こり用内服薬も、長期間服用し続けるものではありません。内服薬に頼ることは最小限にとどめ、姿勢と血流、日常の生活習慣の改善に取り組まなければ根本解決にはなりませんので、やはり各個人の努力あるのみ!ですね。

しかしながら、枕やふとん、マッサージなどは比較的簡単に取り入れたり改善したりできますが、適度な運動と十分な睡眠、正しい姿勢、正しい噛み合わせなどは、なかなか継続が難しいというふうに思います。それが一番大切なので、なるべく習慣化したいものです!

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