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現場で役立つ季節の健康ネタ

いつの間にか、超人気食品に大化けしました~グラノーラ!~

一時の大ブームは落ち着いた気がしますが、まだまだ人気も高く、素材にもこだわった専門店も増えましたよね。なぜそんなにグラノーラが人気になったのか。またグラノーラって実際何?と思われる方もいるでしょう。 そんなグラノーラのお話です。

グラノーラとは

さて、大人気のグラノーラ。

「シリアル食品の一種。 ロールドオーツ(燕麦の押麦)を主とした 、麦や、玄米、とうもろこしなどの穀物加工品と、ココナッツ、ナッツなどを、蜂蜜などの シロップ、植物油とで混ぜてオーブンで焼いたもの(Wikipedia)」

というものです。

カルビーが「フルーツ・グラノーラ」を初めて発売したのが1991年、春のこと。
もう20年以上も前なんですね。ただ、当初はなかなかヒットしなかったんだそうです。

それがここ数年、手軽で健康的、ダイエットにもいいと評判になり、爆発的な人気になりました。専門店もたくさんできて、通販数ヶ月待ちとなるようなお店もめずらしくなくなっています。

  • 精製されていない雑穀(燕麦)使用
  • 各種ビタミン・ミネラルが一度に取れて栄養価が高い
  • 牛乳をかけても1食400cal以下
  • 食物繊維が豊富
  • とにかく手軽に食べられる
  • オシャレ etc.

以上のようなことが人気の原因のようですが、確かに食パンだけ、菓子パンだけ、コーヒーだけという朝食と比べると、より手間がなく、カロリーも低めで十分な栄養が取れるから健康に良いと言えるのかもしれません。

グラノーラの栄養価が占めるのは糖質!?

ダイエットとしても、1食置き換えダイエットとして食べるのならば、確かに体重が減ることもあるかもしれません。(普通にごはんを食べた上で、グラノーラを追加するのは、ダイエット的にはNGですよ!)

ただ、だいたい1食分は40~50gに設定されていますので、それで十分!というのは、結構小食な人だけな気もしますね(苦笑)。

グラノーラダイエットという言葉もよく聞きますが、これに関してはひとつ注意していただきたいことがあります。

ここでは例としてカルビーの商品を上げさせていただきますが、フルーツグラノーラの栄養価は50g中31.6gが糖質で、タンパク質は3.9g、脂質は8gとなっています。

その他どこのグラノーラ商品でも、原材料が穀物で、甘みをつけて焼く限り、その栄養価のほとんどは糖質が占めることになります。

ほとんどが糖質の食品で置き換えダイエットをすると、体重が減ったとしても脂肪は減らず筋肉が減ってしまっていたということになる危険性があります。

もちろん、他の食事とのバランスで条件は変わるでしょうが、そこのところはぜひ気をつけていただきたいところです。

安易な「食べないダイエット」は、体調を崩す危険性があります。

「ダイエットのため」「栄養を取るため」「健康のため」と懸命になって食べるというよりは、やはり「時間がない時などに手軽においしく栄養とエネルギー補給」「好き」「オシャレ」というような気軽な心持で食べるもの、なのではないでしょうか。

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