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現場で役立つ季節の健康ネタ

長距離移動の時の注意点~エコノミークラス症候群~

夏休みの旅行の計画を立てていらっしゃる方も多いかと思います。長距離移動の時に気をつけたいのが「エコノミークラス症候群」です。過去には日本代表のサッカー選手が発症したりしたことで有名になりましたよね。

エコノミークラス症候群とは?

湿度が低く、座席の狭い飛行機のエコノミークラスで発症する人が多かったため、エコノミークラス症候群と通称されていますが、上記サッカー選手はビジネスクラスで発症していますから、必ずしも狭い座席のみで発症するわけではありません。

正式名称は「静脈血栓塞栓症」といいます。(wikipedia)

長時間動かずに同じ姿勢を続けることにより出来てしまう血栓が、その後、動き出すことにより血管中を流れだし肺などの動脈で詰まることにより引き起こされます。

特に10時間以上もフライトするような飛行機に乗る場合は要注意ですが、バスや自動車、電車などでも発生の可能性があります。

2点のポイント~エコノミークラス症候群の予防策~

エコノミークラス症候群は発症前に予防することが重要です。予防策として大切なのは以下の2点です。

  • 血液をさらさらにしておくこと。
  • ずっと動かないままでいないこと。

具体的には、十分に水分補給をし、1~2時間に一度は立ち上がって歩くことです。立ち上がって歩くことが難しい場合は、足を少しでも動かすことが肝心です。

これからの季節、脱水なども気をつけなければなりませんが、水分補給にビールなどのアルコール飲料、カフェインを含む飲み物は、より脱水に拍車をかける可能性がありますので、相応しくありません。ビールで水分補給をした気にならないようにお気をつけて!

夏休み中の三連休やお盆休みなどになりますと、恐ろしい長さの渋滞が発生したりもしますので、自動車の運転をされる方は上手にサービスエリアなど利用して休憩をとるようにしてくださいね。夜行バスや飛行機の中ではそうそう動く場所もありませんが、トイレへの往復やこまめな足の運動などが大切です。楽しい旅行になりますように!

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