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登録販売者ドタバタ劇場

海外旅行前!常備薬に必要な最低限のラインナップとは?

ドラッグストアで医薬品を購入される方は、もうすでに何かしらの症状が出てしまっている人だけではありません。中には万が一に備えてのお薬を購入される方も多く、その一つとして海外旅行前に常備薬を購入されるケースがあります。登録販売者としては、どんなものがオススメできるのでしょうか?

海外旅行で考えられるシチュエーションから

「ちょっと来週から海外に行くんだけど」と登録販売者に相談しに来られる方は、初海外旅行のケースも多く、渡航先や日数などシチュエーションによって、何が必要なのかは変わってきます。

例えば2、3日韓国へ行く小旅行なのか、1週間の東南アジア旅行なのか、1ヶ月のオーストラリア周遊旅行なのか…現地の季節や衛生環境、どのように旅行中過ごすのかということを、相談を持ちかけられた際は一度お客さまにお伺いしてみましょう。自分自身が海外に行った際に必要になったものなど、一個人としての経験も登録販売者のアドバイスとして活せるはずです。

最低限、コレだけはオススメしておきたいものとは?

普段服用している常備薬などを除き、海外旅行に持っていけば役に立つ薬には何があるでしょうか?念の為として多種多様のお薬を買われる方もいますが、登録販売者として最低限の範囲でアドバイスするならば、解熱鎮痛薬、かぜ薬、胃薬、止寫薬は押さえておきたいところ。

地域や季節などによりけりですが、慣れない環境で体調を崩してしまった際に、使う可能性の高いラインナップになっています。もちろんお客様の常備薬との飲み合わせの問題もあるので、必ず「普段服用されている常備薬などございませんか?」と、購入前に尋ねておきましょう。

プラスαでアドバイスしたい役立ちグッズ

上記のお薬のほかに、あれば役立つグッズとしてお手拭用除菌シートや、虫刺され用クリームなども挙げられます。日本は海外諸国に比べ、大変清潔な国として知られていますが、海外に行けば、衛生的に気になる場面に多々遭遇することがあります。

さまざまな殺菌消毒用途に使える除菌シートは、小型タイプでも十分重宝するのでオススメです。また東南アジアやアメリカ大陸などの旅行では、虫刺されクリームは必須。抗生物質入りの軟膏なども念の為持参しておくと、さまざまな皮膚トラブルに対応できます。お客さまの状況に応じて、その他の可能性も考慮してみましょう!

言葉も通じない海外で、自力で薬を調達するのは至難の業。だからこそ最低限のものは、日本から持参するのがベターです。お客さまの行き先などに応じて、シュミレーションするのも登録販売者の腕の見せ所!しっかりとしたコミュニケーションで、適切なアドバイスができるはずですよ。

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