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お客さんに説明できますか!?血圧の正しい測り方について解説

多くのドラッグストアで取り扱いのある血圧計ですが、正しい測定の仕方を知っている登録販売者さんは意外と少ないのではないでしょうか。現在、国内の高血圧患者さんは4000万人以上もいると言われており、社会的に問題となっています。正しい血圧治療行うためには日々の血圧測定が欠かせません。今回の記事では血圧を測定する際に気を付けるべきポイントについて解説していますので、血圧計をお買い求めのお客様に適切にご案内できるようにしておきましょう。

血圧測定のポイントその①:毎日同じ時刻に測定する

血圧には日内変動があるため、血圧の測定は毎日同じ時刻に行うことが大切です。血圧は1日に2回測定することが推奨されていますので、起床時と就寝時の決まった時刻に測定することをお勧めしてあげましょう。毎日決まった時間帯に測定することを繰り返しているうちに、自然と習慣が身に付いて測定を忘れないようにもなります。

起床時の測定は、起きてから1時間以内かつ食事前に、就寝時の測定は、入浴後1時間以上経ってから行うのが良いとされています。

血圧測定のポイントその②:2回連続で測定する

血圧は1回だけ測定して終わりにする人が非常に多いですが、実は2回連続で測定してその平均値を記録する方法が推奨されています。これは、1回目の測定では緊張していたり、歩行などの動作を行った直後であったりして、血圧が実際の値よりも高くなってしまう恐れがあるためです。このため、やや面倒ではありますが朝晩ともに2回ずつ測定することをお勧めしてあげましょう。また、2回目の測定は1回目の測定から1~2分間空けることも併せてお伝えしてください。

血圧測定のポイントその③:姿勢に注意する

血圧を測定するときは正しい姿勢で行うことが大切になります。血圧計はテーブルの上に置き、背もたれ付きの椅子に座った状態で測定するようにしましょう。前のめりにならないように、背もたれに寄りかかってリラックスした状態でカフを腕に巻きます(厚手の服を来ている方は脱いでおきましょう)。カフの中心は心臓と同じくらいの高さに保つようにしてください。腕は力を抜いてテーブルの上に置き、手の平を上に向けます。また、足は組まずに両足を床に付けましょう。

血圧測定のポイントその④:測定環境に注意する

血圧は測定する人の心理状態の影響も受けます。医師や看護師の前で血圧を測定すると通常より高めの血圧が記録されることがあり、これは白衣高血圧と呼ばれます。このように血圧を測る本人が緊張したり、焦っていたり、イライラしていたりするとその精神状態が血圧にも反映されるため、正しい測定結果を得ることができません。測定時には以下のような点に注意して、適切な環境で測定するようにアドバイスしてあげましょう。

・室温は20℃程度に保ち、暑さや寒さによる血圧に対する影響を取り除く

・尿意や便意のある状態では測定しない

・測定前は深呼吸をするなどして精神状態を落ち着ける

・入浴や運動後の測定は避ける

・できれば一人になれる静かな環境で測定する

今回ご紹介したように血圧測定には気を付けるべきポイントがたくさんあります。正しい測定法を守らないと正確な値を計測することができなくなり、高血圧治療の継続にも支障を来す可能性があります。現在は、9割以上の医師が患者さんに家庭で血圧を測定することを推奨しており、血圧測定は服薬と同様、治療効果に大きな影響を与えるのです。登録販売者の皆さんもこうしたポイントをきちんと把握しておき、的確なアドバイスができるようにしておくことをお勧めします。

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