登録販売者.com

ログイン 無料登録

現場で役立つ季節の健康ネタ

今日はなんの日?たくさんありますが、今回はこれ!~紅茶の効能~

本日11月1日は「紅茶の日」です(ほかにもいろいろありますが/笑)。由来は、海難事故に遭い、ロシアでの長期間の滞在を余儀なくされた日本人が、1791年11月に女帝エカテリーナの茶会に招かれたことによります。

そもそも紅茶とは?

●11月1日は「紅茶の日」です(日本紅茶協会)

http://www.tea-a.gr.jp/knowledge/tea_day/

よく誤解されているようですが「紅茶の木」というものはありません。
紅茶も、ウーロン茶も、緑茶も、細かい種類の差はあれど、すべて同じつばき科の植物であるお茶の木から作られます。
紅茶は完全発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、緑茶は不発酵茶という違いになります。

●紅茶と緑茶の違いとは?~製造工程によって変わる、お茶の種類(カレルチャペック)
http://www.karelcapek.co.jp/blog/1014/

まったく火入れをせずに完全に発酵させる紅茶は、総ポリフェノールや発酵の度合いによって成分が異なってくるので、含まれるカテキン4種類が解明・分析されている緑茶よりは、効能がはっきりと科学的に分析されているわけではないそうです。

紅茶で得られる健康効果

でも、抗酸化作用、抗菌作用、アロマテラピー効果、カフェインによる疲労回復・ストレス解消効果、茶カテキンによるダイエット効果などは、紅茶を飲むことによって得られるとされている有名な健康効果ですね。

●1日3杯で万能の健康効果 「効く」紅茶の飲み方(日経ヘルス)

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10332950W6A201C1000000

紅茶の中に含まれるテアフラビンには、インフルエンザウイルスの抑制効果、血糖値の上昇を抑える効果、抗菌効果も確認されています。

テアフラビンはポリフェノールの一種で、カテキンを発酵させることでできる成分ですので、緑茶にはない紅茶独特の成分ということですね。

今後期待される効果と注意点

テアフラビンには、ノロウィルスの消毒や、骨粗しょう症の新しい予防薬となる可能性も期待されています。

ただし、ここで注意です!

ミルクティーにすると、テアフラビンとミルクのタンパク質が結びついて、この効果が弱くなってしまいます。
ミルクティー派には残念な結果ですが、健康効果を期待して紅茶を飲む場合は、ストレートかレモンティーが良いようですよ!

紅茶の効能の恩恵にあずかりたい時は、人口甘味料や香料の入ったペットボトルのものではなく、ティーバッグでもいいので、ちゃんと茶葉から淹れたものを、お砂糖を入れずに飲むようにしましょう!

arrow_drop_up