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「市販医薬品と合わせておすすめできる健康食品や食事について」

昨今の薬局、ドラッグストアではスイッチOTC医薬品も多く見かけるようになりました。医師の処方箋がなくても一部の1類医薬品の購入が可能となり、セルフメディケイト(自己ケア)を後押ししています。今回はコロナストレスも踏まえた市販薬や、あわせるとよい食事をテーマにお伝えします。

コロナ緊急事態の今「胃腸の調子が悪い、気持ちが悪い吐き気がする」場合

まず胃の内部phがアルカリ性に傾いてはいないでしょうか? 

過剰な野菜摂取ほか、アルカリが強すぎるものの過剰摂取が原因の場合もあります。

市販薬だとダイエット薬や減肥茶、サプリメントです。ギムネマシルベスタ、桑の葉(マルベリー濃縮エキス)、オオバコ、抹茶などは食品群でも強いアルカリ食品であり大量摂取は危険です(嘔吐だけでなく下痢をすることもあります)。

もうひとつは薬品誤飲があります。

例えば昨今のコロナウィルスの殺菌ということで用いられる次亜塩素系統の殺菌処理水です。次亜塩素水は低濃度では食器や生野菜の殺菌に使われていることがありますが、機材洗浄に使用される次亜塩素ナトリウムなどが濃度も高いまま残留していると、それが原因で胃腸障害が起こります。

また家庭でお馴染みの工業精製された「重曹」も同様です。胃の内部は強酸性を保つことで殺菌効果を維持しています。

よかれと思ってやったアルカリ除菌や消毒の後は、よく洗い流してから調理しましょう。しっかり流せば低濃度でまずこのようなことはありません。

「応急の対処方法」

酷い場合はまず病院の受診が先決です。

医師の指示で出された薬と合わせて勧められるのは以下の食材や食事です。これらと一緒にまず沢山の水分を取ることが回復を早めます。

酸味のある食品: レモンやオレンジなど柑橘類、穀物酢など

塩気の強い食品: 食塩、スープ、大辛口鮭の重湯、濃い味のうどん

*塩分はphを中和するのに強い力を発揮します

「胃がもたれるやけたような不快感があるとき」

コロナのストレスでよく聞かれるもうひとつ症状ですが、第一選択肢は「ガスター10」などのような消化酵素配合の消化剤複合剤です。

胃もたれというのが気づきにくく「なんだかやけているような、ただれているような感じ」と炎症性と受け取れるものも、意外ですが消化酵素+胃腸の蠕動運動を促す複合胃腸薬が向いていることが多いです。

ですが服用を続けて2、3日しても症状が改善しない、悪化するという時はすぐに薬剤師や医師に相談してください。

昔ながらの保存食は健康食品そのものでした。昔からご飯が傷まないように、ワサビの葉、梅干し、酢飯、塩握り飯などでお弁当のご飯が美味しく長持ちするように工夫されてきました。衛生文化的に小川の水が飲用できた時代とは比較できないものですが、あまりに神経質な殺菌消毒は、逆に健康を害する恐れがありますので、気を付けましょう。日頃のうがい手洗い、清浄清掃をしっかり行って、予防に努めてください。

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