登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第13回:
“医薬品の適正使用・安全対策 Part3”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述の(  )内に入る語句として正しいものはどれか。

登録販売者においては薬剤師とともに一般用医薬品の販売等に従事する医薬関係者として、適切な(  )の普及定着、医薬品の適正使用のための啓蒙活動に積極的に参加、協力することが期待される。

  1. 服薬指導
  2. セルフメディケーション
  3. QOL
  4. 健康管理
答えを見る
答え
2
<解説> 医薬品の持つ特質及びその使用・取り扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。

毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により行われている普及運動はどれか。

  1. 薬物乱用撲滅デー
  2. HIV撲滅デー
  3. 麻薬乱用撲滅デー
  4. ダメ。ゼッタイ。
答えを見る
答え
4
<解説> 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するために、毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。

医薬品副作用被害救済制度の救済給付の支給対象範囲となるものはどれか。

  1. 個人輸入により入手された医薬品による重篤な健康被害
  2. 殺虫剤・殺鼠剤を誤って人体に直接使用された場合の健康被害
  3. 一般用医薬品の殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)を適正に使用した生じた健康被害のうち、入院治療が必要と認められるもの
  4. 添付文書どおりに使用したことにより発生した、入院治療が必要な副作用であったがやむを得ず自宅治療をおこなったもの
答えを見る
答え
4
<解説> 医薬品副作用被害救済制度では、必ずしも入院治療を必要としないが、入院治療同等の治療が必要な場合が給付の対象となる。
救済制度の対象となるのは医療用、一般用医薬品のすべてではない。抗がん薬など、ある程度副作用を予想して使用するものや一部の一般用医薬品(精製水、ワセリン)等、重篤な副作用が考えられない医薬品は対象外とされている。
又、国内で承認された医薬品が対象であり、海外で承認された医薬品であっても、日本で未承認の場合は対象とならない。

次の1~5で示される一般用医薬品の漢方製剤のうち、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、添付文書の「してはいけないこと」の項目の中に、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされているものはどれか。

  1. 小柴胡湯
  2. 大黄甘草湯
  3. 防風通聖散
  4. 芍薬甘草湯
  5. 大柴胡湯
答えを見る
答え
4
<解説> 芍薬甘草湯にはうっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがある。症状があるときのみの服用にとどめ連用しないこと。

イブプロフェンの「してはいけないこと」の項に関する以下の記述について( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

イブプロフェンは妊娠期間の(ア)、胎児の動脈管の(イ)などの恐れがあるため、出産予定日の(ウ)週以内の妊婦に対しては使用(服用)してはいけない。

  1. (a)短縮, (b)収縮, (c)12
  2. (a)短縮, (b)収縮, (c)24
  3. (a)短縮, (b)拡張, (c)12
  4. (a)延長, (b)収縮, (c)12
  5. (a)延長, (b)拡張, (c)24
答えを見る
答え
4
<解説> イブプロフェンは妊娠期間の延長、胎児の動脈管の収縮などの恐れがあるため、出産予定日の12週以内の妊婦に対しては使用(服用)してはいけない。

次に掲げる医薬品の成分のうち緑内障を悪化させないものはどれか。

  1. パパベリン塩酸塩
  2. スコポラミン臭化水素酸塩水和物
  3. ロートエキス
  4. コデインリン酸塩
答えを見る
答え
4
<解説> パパベリン塩酸塩やスコポラミン臭化水素酸塩水和物やロートエキス等の抗コリン薬は眼圧を上昇させ緑内障を悪化させるおそれがある。

むくみ(浮腫)や循環体液量の増加が起こり腎臓病を悪化させるおそれのある薬で間違っているものはどれか。

  1. アスピリン
  2. イブプロフェン
  3. エテンザミド
  4. センナ
答えを見る
答え
4
<解説> アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどはむくみ、循環体液量の増加が起こり、腎臓病や心臓病を悪化させるおそれがある。

交感神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれのある薬のうち間違っているものはどれか。

  1. ブロムヘキシン塩酸塩
  2. フェニレフリン塩酸塩
  3. マオウ
  4. メチルエフェドリン塩酸塩
答えを見る
答え
1
<解説> アドレナリン作動成分であるメチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、ジプロフィリンなどは血圧を上昇させ高血圧を悪化させるおそれがある。ブロムヘキシン塩酸塩は気道分泌促進薬である。

肝臓病のある人に注意を要する医薬品のうち間違っているものはどれか。

  1. 小柴胡湯
  2. パルミチン酸レチノール
  3. サントニン
  4. アスピリンアルミニウム
答えを見る
答え
2
<解説> パルミチン酸レチノールはビタミンA製剤である。小柴胡湯は間質性肺炎の副作用が現れやすいので、要注意である。アスピリン製剤など非ステロイド性の抗炎症剤は肝機能障害を悪化させるおそれがあり肝臓病のある人では血液検査など十分な経過観察が必要である。

医薬品副作用被害救済制度等について間違った記載の組み合わせはどれか。

  1. 救済給付の対象となる健康被害の程度としては副作用による疾病のため、入院をした場合である。
  2. 医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を使用した場合におきる副作用すべてに適応される。
  3. 殺虫剤や殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に調節しようするものは除く)等は救済制度の対象とならない。
  4. 一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医薬品の副作用であるかどうか判断がつきかねる場合でも、給付請求を行うことは可能である。
  1. (1, 2)
  2. (2, 3)
  3. (3, 4)
  4. (1, 4)
答えを見る
答え
1
<解説> 救済給付の対象となる健康被害の程度としては、副作用による疾病のため、入院を必要とする程度の医療を受ける場合であるが、必ずしも入院治療が行われた場合に限らず、入院治療が必要と認められる場合であって、やむをえず自宅療養を行った場合も含まれる。
医薬品副作用被害救済制度は医薬品を適正に使用した場合に行われるもので、不適正な使用による健康被害については救済給付の対象とならない。
救済制度の対象とならない医薬品が定められており、一般用医薬品では殺虫剤、殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)が該当する。

arrow_drop_up