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WEB問題集

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第260回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part44”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品の人体に及ぼす作用は全て解明されている。
  • (b)医薬品は、人の命に関わる生命関連製品である。
  • (c)医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっており、その結果を踏まえ、リスク区分の見直し等も行われている。
  • (d)一般用医薬品は、医療用医薬品と比較して、保健衛生上のリスクは相対的に高いと考えられている。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a.一般用医薬品は人体に及ぼす作用は複雑、多岐にわたっているため全て解明されていない。
d.一般用医薬品は、医療用医薬品と比較して、保健衛生上のリスクは相対的に低いと考えられている。

医薬品のリスク評価に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

  • (a)動物実験では50%致死量(LD50)を求めることが可能であるので、薬物の有効性の指標として用いられる。
  • (b)治療量を超えた量を単回投与した後に毒性が発現するおそれが高いことは当然であるが、少量の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合もある。
  • (c)医薬品に対しては製造販売後の調査及び試験の実施の基準としてGood Vigilance Practice(GVP)と製造販売後安全管理の基準としてGood Post-marketing Study Practice(GPSP)が制定されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
5
<解説> a.動物実験では50%致死量(LD50)を求めることが可能であるので、薬物の毒性の指標として用いられる。
c.医薬品に対しては製造販売後の調査及び試験の実施の基準としてGood Post-marketing Study Practice(GPSP)と製造販売後安全管理の基準としてGood Vigilance Practice(GVP)が制定されている。

健康食品に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)栄養機能食品は、各種ビタミン、ミネラルに対して栄養機能の表示をすることができる。
  • (b)機能性表示食品は疾病に罹患している者の健康維持及び増進に役立つ又は適する。
  • (c)機能性表示食品は、疾病に罹患していない者の健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨(疾病リスクの低減に係るものを除く。)を表示するものである。
  • (d)健康補助食品は健康増進等を目的として広く国民に使用されるようになったが、誤った使用法により健康被害を生じた例も報告されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> b.機能性表示食品は疾病に罹患していない者の健康維持及び増進に役立つ又は適する。

アレルギー(過敏反応)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)基本的に薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)とはならない。
  • (b)普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになりやすくなり、思わぬアレルギーを生じることがある。
  • (c)アレルギーは体質的・遺伝的な要素もある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
4
<解説> a.薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質となることもある。

医薬品の不適正な使用と有害事象に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)小児に用いる場合、成人用の医薬品を半分にして飲ませれば、有害事象につながる危険性はない。
  • (b)抗コレステロールや肥満症など、生活習慣病関連の症状はとくに運動療法や食事療法など生活習慣病の改善が基本となる。
  • (c)青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあるので、注意が必要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
4
<解説> a.小児に用いる医薬品の成分には、解熱鎮痛成分のアスピリンやイブプロフェンなどのように、小児が服用してはいけないものも含まれています。

医薬品と他の医薬品や食品との相互作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)相互作用の結果、医薬品の作用が増強することはあるが、減弱することはない。
  • (b)相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。
  • (c)かぜ薬と鎮咳薬では、成分や作用が重複することはなく、これらの薬効群に属する医薬品の併用は問題ない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> a.減弱することもある。

小児等への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)乳幼児は、溶態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品を使用した後は、保護者等が乳幼児の状況をよく観察することが重要である。
  • (b)小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
  • (c)小児は、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしにくい。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> b.小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。 c.小児は、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。

高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化する場合がある。
  • (b)一般に高齢者は喉の筋肉が衰えて飲食物を飲みこむ力が弱っている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
  • (c)医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
1

妊婦又は妊娠していると思われる女性及び母乳を与える女性(授乳婦)への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)ビタミンC含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  • (b)医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者から相談があったときは、乳汁に移行する成分やその作用等について、適切な説明をする必要がある。
  • (c)便秘薬は、配合成分やその用量によっては、流産や早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は、十分注意して適正に使用するか、又は使用そのものを避ける必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> a.ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。

プラセボ効果に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じることをプラセボ効果という。
  • (b)プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもある。
  • (c)プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
4
<解説> a.医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。

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