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WEB問題集

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第248回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part42”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品の本質に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品の人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用される生活関連製品である。
  • (b)医薬品は期待される有益な効果(薬効)のみをもたらすとは限らず、好ましくない反応(副作用)を生じる場合もある。
  • (c)医薬品は、発売されてからも、新しい発見や使用実績のもとに有効性や安全性の評価が行われている。
  • (d)一般用医薬品は、薬剤師や登録販売者が選択して、一般の生活者に渡すものである。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a.一般用医薬品の人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用される生命関連製品である。
d.一般用医薬品は、一般の生活者が自ら選択し使用するものである。

プラセボ効果(偽薬効果)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。
  • (b)プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体よる、楽観的な結果への期待や、条件付けによる生体反応は含まれるが、時間経過による自然発症的な変化は含まれない。
  • (c)プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与していると考えられる。
  • (d)プラセボ効果は主観的な変化であり、客観的に測定可能な変化として現れることはない。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> b.プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体よる、楽観的な結果への期待や、条件付けによる生体反応は含まれるが、時間経過による自然発症的な変化等が関与して生じると考えられている。
d.プラセボ効果は主観的な変化であり、客観的に測定可能な変化として現れることもある。

医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品は、食品よりはるかに厳しい安全性基準が要求されており、製造販売後安全管理基準として、Good Post-marketing Study Practice(GPSP)が制定されている。
  • (b)医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
  • (c)医薬品の投与量と効果の関係は、薬物用量を増加させるに伴い、効果の発現が検出されない「無作用量」から、最小有効量を経て「治療量」に至る。
  • (d)新規に開発される医薬品のリスク評価は、安全性に関する非臨床試験の基準であるGood Laboratory Practice(GLP)に準拠して実施されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> a. Good Post-marketing Study Practice(GPSP)は製造販売後の調査及び試験の実施基準。
b.医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。

医薬品のリスク評価に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  • (a)少量の医薬品の投与であっても、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じることがある。
  • (b)ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準として、Good Clinical Practice(GCP)が制定されている。
  • (c)医薬品は、使用方法を誤ると健康被害が生じることがある。
  • (d)50%致死量(LD50)は、薬物の毒性の指標として用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
1

皮膚粘膜眼症候群に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  • (a)38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる。
  • (b)発症原因となる可能性がある医薬品の種類は少ないため、発症の予測は極めて容易である。
  • (c)TENとも呼ばれる。
  • (d)原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.発症機序の詳細は不明であるので、発症の予測は困難である。
c.TENは中毒性表皮壊死融解症である。皮膚粘膜眼症候群はSJSと呼ばれる。

健康食品等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)特定保健用食品については、「特定の保健機能の表示」が許可されている。
  • (b)健康補助食品(いわゆるサプリメント)の中には、カプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状で発売されるものも多い。
  • (c)近年、セルフメディケーションへの関心が高まるとともに、健康補助食品(いわゆるサプリメント)などが健康推進・増進を目的として広く国民に使用されるようになった。
  • (d)機能性表示食品は、疾病に罹患している者の健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨を表示するものである。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> d.機能性表示食品は、疾病に罹患していない者の健康の維持及び増進に役立つ旨又は適する旨を表示するものである。

医薬品の副作用に関する以下の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは「疾病の( a )、診断、治療のため、又は身体の( b )を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の( c )かつ意図しない反応」とされている。

  1. (a)診断, (b)機能, (c)不快
  2. (a)診断, (b)構造, (c)有害
  3. (a)予防, (b)機能, (c)有益
  4. (a)検査, (b)構造, (c)有害
  5. (a)予防, (b)機能, (c)有害
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答え
5

アレルギー(過敏反応)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)アレルギーを引き起こす原因物質をアナフィラキシーという。
  • (b)通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する痛み、発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
  • (c)医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している場合には、医薬品によるアレルギーを生じることがある。
  • (d)アレルギーは医薬品の薬理作用と必ず関係がある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> a.アレルギーを引き起こす原因物質をアレルゲンという。
d.アレルギーは医薬品の薬理作用とは関係なく起る。

薬理作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。
  • (b)期待される有益な反応を主作用、好ましくない反応を副作用と呼ぶ。
  • (c)複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、その疾病に対して薬効をもたらす一方、別の疾病に対しては症状を悪化させたり、治療が妨げられたりすることもある。
  • (d)医薬品による副作用の状況次第では、登録販売者などの専門家は、購入者等に対し、医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5

次の記述は、医薬品と食品の相互作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)相互作用とは、医薬品の作用が強まる場合(増強)をいい、弱まる場合(減弱)は相互作用とは言わない。
  • (b)カフェインを含む総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となるものもある。
  • (c)酒類(アルコール)をよく摂取する者では肝臓の代謝機能が低下していることが多いので、医薬品の代謝に影響を与えることがある。
  • (d)生薬成分が含まれた食品(ハーブ等)を合わせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> a.相互作用とは、医薬品の作用が強まる場合(増強)と、弱まる場合(減弱)も言う。
c.酒類(アルコール)をよく摂取する者では肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。

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