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WEB問題集

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第164回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part28”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品に関する記述のうち正しいものを1つ選びなさい。

  1. 人体に及ぼす作用のすべてが解明された薬物のみ医薬品として製造承認することになっている。
  2. 殺虫剤はすべて、医薬部外品である。
  3. 一般用医薬品は医療用医薬品と比べれば相対的にリスクは低いと考えられる。
  4. 検査薬は検査結果について、常に正しい解釈や判断がなされるため、医療機関を受診せずに、健康状態を認識することができる。
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答え
3
<解説> 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ、多岐に渡り、そのすべてが解明されていない。市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっている。

医薬品の本質に関する記述のうち誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 医薬品は人の生命や健康に密接に関連するものであるため、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。
  2. 一般用医薬品は一般の生活者が自ら選択し使用するものであるが、その販売に専門家が関与し、専門用語をわかりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行うことが不可欠である。
  3. 一般用医薬品は添付文書や製品表示に必要な情報が記載されているため、その販売に際し専門家による情報提供の必要はない。
  4. 医薬品は効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することにより、初めてその役割を十分に発揮するものである。
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答え
3
<解説> 添付文書等に必要な事項が記載されているが、一般生活者においては添付文書や製品表示に記載された内容を見ただけでは効能・効果や副作用等について誤解や認識不足を生じることもあるため、専門化が関与し積極的な情報提供を行い、購入者が知りたい情報を十分に得ることができるように相談に対応することが不可欠である。

アレルギーに関する記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)アレルギーには体質的な要素はあるが、後天的なものである。
  • (b)アレルギー症状の中には涙液や目のかゆみ等の結膜炎症状を呈するものもある。
  • (c)アレルギーは医薬品の薬理作用とは関係なく起こりえるものではない。
  • (d)抗アレルギー薬を同時服用することで、アレルギー反応は起きることはなくなる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 抗アレルギー薬を服用しても、すべてのアレルギー反応を防ぐことができるとは限らない。アレルギーには体質的なものも遺伝的なものもある。又アレルギーは医薬品の薬理作用とは関係なく起こりえるものである。

一般用医薬品の情報提供に関する記述のうち誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 医薬品は期待される有益な効果のみをもたらすものとは限らず、好ましくない反応を生じる場合がある。
  2. 購入者が一般用医薬品を適正に使用することができるよう、専門家はその販売に関与し、必要な情報を提供し、又購入者からの相談に対応する必要がある。
  3. 医薬品は製品の成分分量、効能効果、用法用量は一旦市販された後は見直されることはない。
  4. 購入者等が医薬品を使用する前に添付文書や製品表示を必ず読むなどの適切な行動がとられ、その適正な使用が図られるよう、購入者の理解力や医薬品を使用する状況等に即して、説明がなされるべきである。
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答え
3
<解説> 医薬品は市販後にも、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっており、それらの結果を踏まえ、リスク区分、承認基準の見直し等がなされる。

医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)副作用は容易に異変を自覚できるものばかりではなく、直ちに明確な症状として現れないこともある。
  • (b)一般用医薬品の副作用ではその販売等に従事する専門家として、速やかに適切な医療機関を受診するよう推奨することが重要である。
  • (c)一般用医薬品は通常その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  • (d)副作用は医薬品を適切に使用しなかった場合に起きるものである。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> 適切に医薬品を使用した場合も、副作用は起こりうる。

一般用医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)多く飲めばよく効くので、定められた用量の2倍までは服用しても構わない。
  • (b)医薬品の不適正な使用は、有害事象を招く危険性を増大させる。
  • (c)子供に大人の医薬品を服用させる場合は通常体重に比例させて計算し、服用させることとされている。
  • (d)医薬品の不適正な使用は 適切な治療の機会を失うことにもなりかねない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
4
<解説> (a) 多く飲めばよく効くというものではない。むしろ副作用が現れる。一般用医薬品は用法容量を変更してはならない。
(c) 大人用の医薬品で小児への使用を避けることとされているものもあり、有害事象につながる危険性が高いため、安易な医薬品の使用は避けるべきである。

次の記述のうち正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)一般用医薬品は1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を配合していることが多いため、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複して、作用が強く出すぎることがある。
  • (b)かぜ薬とアレルギー用薬は成分や作用が重複することがないので、併用しても差しつかえない。
  • (c)酒類をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が低くなっていることが多いため、アセトアミノフェンなどでは、十分な薬効が得られなくなることがある。
  • (d)ハーブを摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> 酒類は肝臓の代謝機能を高めるため、アセトアミノフェンが速く消失してしまい、十分な効果が得られないことがある。
かぜ薬とアレルギー用薬は成分や作用が重複することが多い。

プラセボ効果に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(偽薬効果)という。
  • (b)プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には不都合なもの(副作用)はない。
  • (c)通常、医薬品を使用した時に、もたらされる反応や変化にはプラセボ効果によるものは含まれない。
  • (d)プラセボ効果はそれを目的として医薬品を使用されるべきではない。

  1. (a,d)
  2. (b,c)
  3. (a,b)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
1
<解説> (b) プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には不都合なもの(副作用)もある。
(c) 通常医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。

グロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に関する記述のうち正しいものを1つ選びなさい。

  1. CJD訴訟はウイルスの一種であるプリオンが原因とされている。
  2. CJD訴訟はプリオンが脳の組織に感染し、次第に脳梗塞に似た症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
  3. プリオン不活化のための化学処理を行うことで、罹患は防ぐことができた。
  4. CJD訴訟は脳外科手術等に用いられていた、血液製剤を介してクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したことに対する訴訟である。
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答え
3
<解説> CJD訴訟は脳外科手術等に用いられてきたヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したことによる損害賠償訴訟である。
CJDは細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種であるプリオンが原因とされ、プリオンが脳の組織に感染し、次第に認知症に類似した症状が現れ死に至る重篤な神経難病である。

乳児、幼児、小児に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が低い。
  • (b)7歳未満の幼児に使用される医薬品では、服用時、喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。
  • (c)小児は大人に比べて、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
  • (d)乳児は医薬品の影響を受けやすく、又状態が急変したりしやすく、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくい。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
2
<解説> 小児では腸が比較的長いので医薬品成分の吸収効率が高い。5歳未満の幼児に使用される医薬品では服用時喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。

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