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WEB問題集

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第165回:
“人体の働きと医薬品 Part28”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は肺に関するものである。(   )に当てはまる字句として正しいものを選びなさい。

肺の内部で気管支が枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を( a )という。( a )の壁は非常に薄くできていて、周囲を( b )が網のように取り囲んでいる。( a )と( b )を取り囲んで支持している組織を( c )という。

  1. (a)肺胞, (b)静脈, (c)皮質
  2. (a)球胞, (b)毛細血管, (c)髄質
  3. (a)肺胞, (b)毛細血管, (c)間質
  4. (a)糸球体, (b)静脈, (c)髄質
  5. (a)糸球体, (b)毛細血管, (c)間質
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答え
3
<解説> 糸球体は腎臓にある。

医薬品が原因となって起こるショック(アナフィラキシー)に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ショック(アナフィラキシー)は医薬品の成分に対する遅延型の過敏反応である。
  2. 以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では再度アレルギーを起こすリスクは低いとされている。
  3. 発症してから進行が非常に速いことが特徴であり、救急車等を利用して直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要がある。
  4. 全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められる。
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答え
3
<解説> ショックは即時型の過敏反応(アレルギー)である。発生頻度は低いが以前にその医薬品の使用によって、蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことのある人では発症のリスクは高いとされている。顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ、吐き気、顔面蒼白、手足が冷たくなるなどの症状が突如現れ、発症すると急速に症状が進行してチアノーゼや呼吸困難等を生じ、適切な対応が遅れれば致命的な転帰をたどるおそれがある。

イブプロフェンを使用した際に無菌性髄膜炎の副作用を発症するリスクが高いとされる基礎疾患の正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)全身性エリテマトーデス
  • (b)喘息
  • (c)アレルギー性鼻炎
  • (d)混合性結合組織病

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> イブプロフェンはまれに重篤な副作用として肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎を生じることがある。

次の記述は肝機能障害に関するものである。(   )にあてはまる字句として、正しいものを選びなさい。

ヘモグロビンが分解して生じた( a )も肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞等をおこすと( a )が循環血液中に滞留して、( b )を生じる。

  1. (a)ビリルビン, (b)高アンモニア血症
  2. (a)フィブリン, (b)黄疸
  3. (a)アルブミン, (b)高尿酸血症
  4. (a)ビリルビン, (b)黄疸
  5. (a)グロブリン, (b)血栓症
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答え
4
<解説> 消化管等から吸収された、又は体内で生成した、滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し、又は体外に排出されやすい形にする。

心臓に関する記述のうちものを誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 心臓は自力で興奮刺激をつくりだすことができ、心臓だけを取り出してもある程度の時間は拍動を行うことができる。
  2. 心臓の右側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
  3. 心房には血液を送り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、拍動と協調して交互に開閉する。
  4. 心筋は筋線維が規則正しく並んでいることから、「横紋筋」に区分され、又、不随意筋である。
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答え
3
<解説> 心室には血液を送り込む側と、送り出す側にそれぞれ弁がある。

自律神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)交感神経は体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働く。
  • (b)副交感神経と、交感神経は互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御している。
  • (c)交感神経の伝達物質はアドレナリン、副交感神経のそれはノルアドレナリンとアセチルコリンである。
  • (d)アドレナリンは神経細胞以外に副腎髄質においても生合成される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 交感神経伝達物質はアドレナリン、ノルアドレナリン、副交感神経伝達物質はアセチルコリンである。

次の血液についての記述で正しものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)血液は血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ。
  • (b)血漿の90%は水分からなり、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
  • (c)アルブミンはその多くが免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
  • (d)グロブリンは血液の浸透圧を保持する働きがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
1
<解説> アルブミンは血液の浸透圧を保持する働きがあり、グロブリンは免疫反応において、異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

次の中から、胃壁からの分泌物ではないものを1つ選びなさい。

  1. ペプシノーゲン
  2. 塩酸
  3. ビタミンB12の吸収に関する物質
  4. トリプシノーゲン
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答え
4
<解説> 1,2,3は胃から分泌される。4は膵臓から分泌される。

膵臓に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 膵臓は胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を胃へ分泌する。
  2. 膵液は弱アルカリ性である。
  3. トリプシノーゲンのほか、アミロプシン、リパーゼ等多くの消化酵素を含んでいる。
  4. 膵臓は消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
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答え
1
<解説> 膵臓は膵液を十二指腸へ分泌する。

小腸についての次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 全長8~9mの管状の臓器で十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  2. 十二指腸から分泌される腸液の働きによって、トリプシンはペプトンになる。
  3. 炭水化物とタンパク質は、消化酵素の働きによって、それぞれ単糖類、ペプトンに分解される。
  4. 脂質はリパーゼの作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒となる。
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答え
4
<解説> 小腸は6~7mの管状の臓器で、十二指腸から分泌される腸液の働きによって、トリプシノーゲンはトリプシンになる。タンパク質は消化酵素の働きにより、アミノ酸に分解される。 

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