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WEB問題集

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第140回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part24”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

一般用医薬品の情報提供に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)医薬品は適正な用法・用量を守って使用されている限り有益な効果のみをもたらすが、不適正な使用をした場合に好ましくない反応を生じる場合がある。
  • (b)購入者が一般用医薬品を適切に選択し、適正に使用することができるよう、専門家はその販売に関与し、必要な情報提供を行う必要がある。
  • (c)医薬品は市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる。
  • (d)医薬品は効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することにより、初めてその役割を十分に発揮するもので、そうした情報を伴わなければ、単なる薬物に過ぎない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> 医薬品は適正に使用された場合でも、有益な効果のみをもたらすとは限らない。

医薬品の副作用に関する以下の記述について(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。ただし同じ記号の(  )には同じ字句が入るものとする。

WHO(世界保健機関)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、または身体の機能を正常化するために、人に( a )で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応とされている。
 我が国では、「( b )が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその( b )により人に発現する( c )反応」を医薬品の副作用と定義している。

  1. (a)通常用いられる量, (b)医薬品, (c)有害かつ意図しない
  2. (a)最大用いられる量, (b)許可医薬品, (c)有害な
  3. (a)通常用いられる量, (b)許可医薬品, (c)有害な
  4. (a)最小用いられる量, (b)承認医薬品, (c)有害かつ過剰な
  5. (a)通常用いられる量, (b)医薬品, (c)有害かつ過敏な
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答え
3
<解説> 副作用とは、厚生労働大臣が許可・承認した医薬品が適正に使用されたにも関わらず生じた有害な反応の事である。

次の薬害訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)C型肝炎訴訟は、医薬品等行政評価・監視委員会が設置される契機となった。
  • (b)サリドマイドによる薬害は、我が国だけで問題となった。
  • (c)CJD訴訟において、和解が成立した例はない。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> (b) サリドマイドによる薬害は世界各地で問題となった。
(c) CJD訴訟において、和解が成立している。

「医薬品のリスク評価」に関する記述について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)本来、疾病の治療や健康の増進を目的として使用される医薬品も、使用方法を誤ると健康被害を生じることがある。
  • (b)医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
  • (c)投与量と効果の関係は、薬物用量を増加させるに伴い、効果の発現が検出されない「無作用量」から最大有効量を経て「治療量」に至る。
  • (d)LD50は、薬物の毒性の指標として用いられる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (c,d)
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答え
3
<解説> 医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。 投与量と効果の関係は、薬物用量を増加させるに伴い、効果の発現が検出されない「無作用量」から最小有効量を経て「治療量」に至る。

セルフメディケーションに関する以下の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。

セルフメディケーションとはWHO(世界保健機関)によれば「自分自身の健康に責任を持ち、( a )身体の不調は自分で手当てする」こととされている。
 ( b )の利用のほか、食事と栄養のバランス、睡眠・休養、運動、禁煙等の( c )の改善を含めた健康維持・増進全般について「セルフメディケーション」という場合もある。

  1. (a)日常の, (b)健康食品, (c)生活習慣
  2. (a)軽度な, (b)一般用医薬品, (c)生活環境
  3. (a)多少の, (b)サプリメント, (c)生活習慣
  4. (a)軽度な, (b)一般用医薬品, (c)生活習慣
  5. (a)日常の, (b)健康食品, (c)生活環境
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答え
4
<解説> 病気の場合には医療機関において適切な治療を受けることが基本となる。しかし、病気によっては、睡眠を多めにとったり、一般用医薬品を使用したりすることにより、対処可能なこともある。このように自分の健康は自分で管理することとした考え方をセルフメディケーションという。

アレルギーに関する以下の記述について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)アレルギーは一般的にあらゆる物質によって起こりうるものであるが、医薬品の場合薬理作用等と関係があるものがほとんどである。
  • (b)アレルギーとは細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応が、過敏に反応して好ましくない症状が引き起こされたものである。
  • (c)薬理作用がない添加物もアレルギーを引き起こす原因物質となりえる。
  • (d)普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人では、アレルギーを起こす可能性は考えなくても良い。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
3
<解説> 医薬品によるアレルギー反応は薬理作用とは関係ない。普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には医薬品がアレルゲンになりやすくなり、思わぬアレルギーを生じることがある。

一般用医薬品に関する以下の記述について(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。

一般用医薬品は( a )に伴う症状の改善等を図るためのものであり、一般の生活者が( b )の判断で使用するものであることから、通常は、副作用の兆候が現れたときには基本的に使用を( c )、必要に応じて、医師、薬剤師などに相談がなされるべきである。

  1. (a)慢性疾患, (b)専門家, (c)中止して
  2. (a)軽度な疾病, (b)自ら, (c)継続しつつ
  3. (a)軽度な疾病, (b)自ら, (c)中止して
  4. (a)生活習慣病, (b)専門家, (c)中止して
  5. (a)軽度な疾病, (b)専門家, (c)継続しつつ
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答え
3
<解説> 一般用医薬品による副作用の発生には先ず使用を中止し、次に受診を考慮する。 医療用医薬品による副作用の発生には患者の判断で使用を中断せず、医師が判断する。

以下のa~cはある医薬品成分の使用上注意すべきことについての記述である。すべての記述にあてはまる成分を1つ選びなさい。

  • (a)依存性がある成分でもあり、反復して摂取すると依存性を生じるおそれがある。
  • (b)副作用として便秘の症状が現れることがある。
  • (c)乳汁中に移行する可能性がある。

  1. ウルソデオキシコール酸
  2. コデインリン酸塩
  3. ブロムワレリル尿素
  4. カフェイン
  5. メチルエフェドリン塩酸塩
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答え
2
<解説> aに当てはまるのが2,3,4,5、cに当てはまるのは2,4,5、bの副作用に便秘が現れるのはコデインリン酸塩のみである。ウルソデオキシコール酸は動物実験で大量投与により胎児毒性が報告されている。

以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. かぜ薬と解熱鎮痛薬では成分や作用が重複することが多いため、通常、重複は避ける。
  2. 酒類をよく摂取するものでは、肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。その結果アセトアミノフェンなどでは通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して、十分な薬効が得られなくなることがある。
  3. 生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜または暗示されていなければ、食品として取り扱われ、医薬品の効き目や副作用を増強することはない。
  4. カフェインやビタミンAのように食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するためにそれらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取になるものがある。
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答え
3
<解説> 生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ)として流通可能なものがあり、そうした食品をあわせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

乳児、幼児、小児に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせを下から選びなさい。

  • (a)小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。
  • (b)小児では吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすいため中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
  • (c)7歳未満の幼児に使用される医薬品では服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> 5歳未満の幼児に使用される医薬品では喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。

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