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WEB問題集

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第141回:
“人体の働きと医薬品 Part24”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

胃に関する以下の記述について、(   )に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。なお同じ記号の(   )内には同じ字句が入るものとする。

胃粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって胃酸のほか( a )などを分泌している。( a )は胃酸によって、( b )を消化する酵素である( c )となり、胃酸とともに胃液として働く。

  1. (a)粘液, (b)炭水化物, (c)ジアスターゼ
  2. (a)ペプシン, (b)脂肪, (c)リパーゼ
  3. (a)ペプシノーゲン, (b)蛋白質, (c)ペプシン
  4. (a)ペプトン, (b)蛋白質, (c)ペプシナーゲン
  5. (a)粘液, (b)脂肪, (c)リパーゼ
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答え
3
<解説> 蛋白質がペプシンによって半消化された状態をペプトンという。

胆汁に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。

  • (a)胆汁に含まれる胆汁酸塩は脂質の消化を容易にし、水溶性ビタミンの吸収を助ける。
  • (b)腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収されて肝臓に戻される。
  • (c)胆嚢は肝臓で産生された胆汁を凝縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
  • (d)胆汁に含まれるビリルビンは赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
2
<解説> 胆汁に含まれる胆汁酸塩は脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は小腸で再吸収されて肝臓に戻される。

大腸に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器である。
  • (b)大腸の腸内細菌は血液凝固や骨へのカルシウムの定着に必要なビタミンDを産生している。
  • (c)大腸の粘膜から分泌される粘液は便塊を粘膜上皮と分離しやすく滑らかにする。
  • (d)通常、糞便は下行結腸に滞留しているが、S状結腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
3
<解説> 大腸の腸内細菌は血液凝固や骨へのカルシウムの定着に必要なビタミンKを産生している。
通常、糞便は下行結腸,S状結腸に滞留し、直腸は空になっている。S上結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。

歯に関する記述について正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)歯は歯周組織によって上下のあごの骨に固定されている。
  • (b)歯頚の中に埋没している歯の部分を歯根という。
  • (c)歯槽骨を境に口腔に露出する部分は歯冠といい、その表面はエナメル質で覆われ、体で最も硬い部分になっている。
  • (d)エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、歯の齲蝕がそこに達すると神経が刺激されて歯がしみたり、痛みを感じたりするようになる。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> 歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根という。歯頚(歯肉線のあたり)を境に口腔に露出する部分を歯冠という。

消化器系に関する記述の正誤について正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しないように防いでいる。
  • (b)喉頭は口腔から食道に通じる食物路と呼吸器の気道とが交わるところである。
  • (c)喉頭の入口にある弁が反射的に閉じることにより、飲食物が咽頭や気管に流入せず食道へと送られる。
  • (d)食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く直径1~2cmの管状の器官で消化液の分泌腺もある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> 口腔から食道に通じる食物路と呼吸器の気道とが交わるところは咽頭である。食道には消化液の分泌腺はない。

以下の記述は血液成分の働きに関するものである。これらの働きを示す血液成分の名称について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)損傷した血管は血管壁が収縮することで血流を減少させ、同時に、損傷部位にこの血液成分が粘着、凝縮して傷口を覆う。
  • (b)血管壁を通り抜けて組織の中に入り込み、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対して強い食作用を持つ。
  • (c)細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生したりする。
  • (d)免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体として役割を担うものが多い。

  1. (a)リンパ球, (b)グロブリン, (c)マクロファージ, (d)血小板
  2. (a)血小板, (b)マクロファージ, (c)リンパ球, (d)グロブリン
  3. (a)血小板, (b)B細胞リンパ球, (c)単球, (d)好中球
  4. (a)リンパ球, (b)単球, (c)T細胞リンパ球, (d)血小板
  5. (a)好中球, (b)アルブミン, (c)グロブリン, (d)マクロファージ
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答え
2
<解説> 血液は血漿と血球からなる。血漿の90%以上が水分でアルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の糖質、脂質、電解質を含む。アルブミンは血液の浸透圧を保持し、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、代謝を受けにくくする。 グロブリンはその多くが免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

循環器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)心臓の内部は上部左右の心室、下部左右の心房の4つの空洞に分かれている。
  • (b)心臓の左心室は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
  • (c)動脈及び静脈の血管壁の収縮・弛緩は心拍数と同様に自律神経系によって制御される。
  • (d)心臓が弛緩したときの血圧を最大血圧、心臓が収縮したときの血圧を最小血圧という。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 全身から集まってきた血液を肺へ送り出すのは右心室である。心臓の上部が心房、下部が心室である。心臓が収縮したときの血圧を最高血圧、弛緩したときの血圧が最小血圧という。

以下に示される作用のうち、交感神経系の活動が活発になることにより現れる作用でないものを1つ選びなさい。

  1. 瞳孔散大
  2. 心拍数増加
  3. 腸の運動低下
  4. 気管支拡張
  5. 胃液分泌亢進
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答え
5
<解説> 胃液分泌亢進は副交感神経が活発になることによって起こる。

皮膚の機能に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それらの微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられ、又、病原菌の体内への侵入が妨げられている。
  • (b)皮膚は体の水分が体外に蒸発しないよう、又は、逆に水分が体内に浸透しないよう遮断している。
  • (c)爪や毛等の角質は皮膚の一部が変化してできたもので、皮膚に強度を与えて体を保護している。
  • (d)外界と体内の熱のやり取りをする熱交換機能があり、体温を一定に保つため重要な役割を担っている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> 身体の維持と保護する作用、体水分の保持作用、熱交換作用、外界情報の感知機能等が、皮膚の主な機能である。

目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)瞳孔が散大・縮小することによって、眼球内に入る光の量を調節している。
  • (b)角膜と水晶体の間は組織液で満たされ、角膜にも水晶体にも血管は通っていない。
  • (c)水晶体はその周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くのものを見るときには扁平になる。
  • (d)網膜にある視神経が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であり、ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下を生じる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 水晶体は遠くを見るときは扁平になり、近くを見るときは丸く厚みが増す。

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