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WEB問題集

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第139回:
“主な医薬品とその作用 Part48”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の殺菌消毒薬のうち、石鹸と混合することによって殺菌消毒作用が低下するものはどれか。

  1. マーキュロクロム
  2. セチルピリジニウム塩化物
  3. クロルヘキシジン塩酸塩
  4. エタノール
  5. イソプロピルアルコール
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答え
2
<解説> ベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物等は逆性石鹸で、石鹸で洗浄した後に使用する場合は、石鹸を十分に洗い流す必要がある。

次の医薬品成分のうち、非ステロイド性抗炎症成分の正しい組み合わせはどれか。

  • (a)デキサメタゾン
  • (b)ピロキシカム
  • (c)ケトプロフェン
  • (d)ヒドロコルチゾン酢酸エステル

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
5
<解説> 非ステロイド性抗炎症成分は副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を持たず、末梢組織におけるプロスタグランジンの産生を抑える作用を示す。

歯槽膿漏に用いる内服薬に関する記述について、正しいものはどれか。

  1. 止血成分として、フィトナジオン(ビタミンK1)やカルバゾクロムが配合されている場合がある。
  2. 歯周組織の抗炎症成分として銅クロロフィリンナトリウムが用いられる。
  3. 毛細血管を強化して、炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンEが配合されている場合がある。
  4. 歯周組織の血行を促す効果を期待してビタミンCが配合されている場合がある。
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答え
1
<解説> 銅クロロフィリンナトリウムは炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果、ビタミンEは血行を促すために、ビタミンCは毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して用いられる。

ニコチンを含む禁煙補助剤等に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 禁煙に伴うイライラ感、集中困難、落ち着かないなどのニコチン離脱症状は、通常、禁煙開始から1~2週間の間に起きることが多い。
  2. 禁煙補助剤は長期間に渡って使用されるべきものではなく、3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避けることとされている。
  3. ニコチンは副交感神経系を興奮させる作用を示す。
  4. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けること。
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答え
3
<解説> ニコチンは交感神経を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。

ビタミン主薬製剤とその特徴に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
  2. ビタミンB1主薬製剤は酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム等が主薬として配合された製剤である。
  3. ビタミンB6は蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
  4. ビタミンB12は赤血球の形成を助け、又、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
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答え
2
<解説> 酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウムはビタミンB2で口角炎、口唇炎、皮膚炎等に用いられる。

登録販売者が相談を受けた際の対応として、最も適切なものはどれか。

  1. けがをして消毒液を購入しにきた人にアルコールを薦めた。
  2. がっしりとした体格で比較的体力があり便秘がち、血圧が高く、よく肩が凝る肥胖症の人に小柴胡湯を薦めた。
  3. 子供が熱を出しているというお母さんに、アスピリンを販売した。
  4. ある医薬品を服用していると、鼻血、青あざ、月経過多が現れた人に血小板減少が考えられるので、その医薬品の使用を中止し、医療機関を受診するよう伝えた。
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答え
4
<解説> 1 アルコールは刺激が強いので傷口に用いない。

2の場合は大柴胡湯を薦める。

一般用医薬品ではいかなる場合も15歳未満にアスピリンを販売しない。

漢方処方製剤の基本的な考え方に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)漢方処方は生薬が共通しているものが多い。併用すると同じ生薬や重複し作用が増強されたり副作用を生じたりするおそれがある。
  • (b)医療機関を受診している人でも漢方製剤は併用してもかまわない。
  • (c)漢方処方製剤は用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> 医療機関で受診している人は一般用医薬品の使用について医師に相談することが望ましい。

消毒薬に関する記述で正しいものはどれか。

  1. イソプロパノールのウイルスに対する不活効果はエタノールより強い。
  2. 塩素系殺菌消毒成分は一般細菌類、真菌類に殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対しては効かない。
  3. 次亜塩素酸ナトリウムはプール等の大型設備の殺菌消毒に用いられることが多い。
  4. エタノールは結核菌に対しても、殺菌消毒作用を示す。
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答え
4
<解説> 1.ウイルスに対する効果はイソプロパノールよりエタノールのほうが強い。
2.塩素系殺菌消毒成分はウイルスに対しても効果がある。
3.次亜塩素酸ナトリウムは皮膚刺激性が強いので人には使用できないプール等の大型設備の殺菌消毒に用いられることが多いのはジクロルイソシアヌル酸ナトリウムである。

衛生害虫に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. ハエの防除の基本はウジの防除である。ウジの防除には有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
  2. 蚊は吸血によって日本脳炎や、マラリア、テング熱、梅毒等の重篤な病気を媒介する。
  3. ゴキブリは食品にサルモレラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、ボツリヌス菌等を媒介する。一度燻蒸処理を行ってから、三週間後にもう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要がある。
  4. シラミは種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。
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答え
2
<解説> 蚊の吸血によって、梅毒は媒介されない。

一般用検査薬(体外診断用医薬品)に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)尿蛋白を検査する際は原則として早朝尿を検体とし激しい運動の直後は避ける必要がある。
  • (b)尿糖の場合原則として空腹時の尿を検体とする。
  • (c)一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね1ヶ月目以降の検査が推奨されている。
  • (d)泌尿器系の機能が正常に働いていて、血糖値が正常であれば、尿糖値は15mg/dL以下、尿蛋白は160~180mg/dL程度である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 尿糖の場合、原則として食後1~2時間の尿を検体とする。一般的な妊娠検査薬は月経予定日を過ぎて概ね1週間以降の検査が推奨されている。
泌尿器系の機能が正常に働いていて、血糖値が正常であれば、糖分や蛋白質は腎臓の尿細管において再吸収されるため、尿糖値は160~180mg/dL、尿蛋白値は15mg/dL以下である。

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